我々インターアクトクラブは長年に渡りパレスチナ ガザ地区の児童生徒とオンラインで交流してきました。2023年10月6日にガザ地区から3名の中学生が学校にきてくれて、念願叶って対面での交流を果たしました(10月6日交流会の記事)。そしてその翌日にパレスチナを実効支配しているハマスとイスラエル軍の大規模軍事衝突が起きてしまい、ひと月以上経った今もなお日々悲しいニュースを目にして胸を痛めています。我々は即時停戦を切に祈りながら、パレスチナとイスラエルについて理解を深め、自分たちにできることを模索してきました。2019年に「平和」をテーマにガザ地区と一緒に行ったアートコンテストで、当時現地でガザ地区の子ども達が描いた絵画を10月6日の交流で届けて頂きました。一枚一枚が日々命の危機に瀕している内容を含んでいる一方で、広島が原子爆弾の投下から復興したことに希望を持っているような内容も多く、メッセージ性の強い作品ばかりでした。悲しいことにこれらの絵画を描いた子ども達が現在無事であるのかは不明です。
この度、広島平和記念資料館の広島国際会議場で行われた「国際フェスタ2023」にブースを出展させていただき、ガザの子ども達が描いた平和の絵を見ていただく機会を得ました。国内外から来られた多くの方々が足をとめて下さり、武田の生徒の説明に耳を傾けてくださいました。「勉強になりました」「中高生なのに詳しい知識を持っていて素晴らしいですね」「一日も早く戦争が終わってほしいですね」といった言葉をかけていただきました。また松井一實広島市長からも「若い皆さん、これからも頑張ってください」という激励の言葉をいただくことができました。
これからもインターアクトクラブは自分たちにできることを考えてアクションを起こし、平和のメッセージを国内外に発信してきます。