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【特色教育】パレスチナ ガザ地区よりゲストをお迎えしました

投稿日:2023年10月6日 更新日:

10月6日(金) 地中海東部に位置するパレスチナのガザ地区から3名の学生及び国連パレスチナ難民救済事業機関=UNRWAの職員の方々が来校されました。

 

インターアクト部は8年前からガザ地区との交流を続けており、今回のイベントはインターアクト部にとってはもちろん、学校にとっても大きな意味を成す機会となりました。本日はGS3学年、インターアクト部、柔道部および美術部が交流しました。

1時間目は高校1年GSコースの當銘さんによる箏の演奏に始まり、インターアクト部がこれまでやってきたガザ地区との交流の歴史、GSコースが独自に行なっている平和学、ヒロシマ学の紹介を行いました。

2時間目はガザの学生たちは柔道を体験しました。高校3年のサウザー一左さんから柔道の精神、受け身の重要性、技の掛け方等の説明を受け、生まれて初めて柔道着を着て、柔道を体験しました。受け身の練習を行い、大外刈りに挑戦しました。短い時間でしたが飲み込みが早く、相手に技をかけることができました。

柔道のあとは日本の美術体験として、美術部によるサポートのもと、トートバッグに自分の好きなアニメキャラクターをデザインする活動を行いました。ドラえもんやピカチューといった日本のアニメキャラクターを選び、集中して黙々と作業に打ち込みました。どの作品も非常にクオリティが高かったです。

そしてメインイベントは「ガザの声を聞く」として、ガザ地区の学生たちが日々感じていることや、世界に向けてのメッセージを聞かせてもらいました。日々命の危機にさらされていること、電気が6時間しか使えないこと、ガザ地区から自由に外に出ることができないことなど、我々の日常とはかけ離れたガザでの生活の様子を聞き、武田の生徒たちは色々なことを考えさせられました。特に「私たちが望んでいることは皆さんが当たり前にあたえられている人権を与えられることです」というメッセージは印象的でした。そして口々に教育の重要性、教育のありがたさ、教育こそが希望の光なのだと語られるのを聞いて、教員として背筋が伸びる思いをしました。イスラエルとの紛争下で、生まれた時から常に厳しい状況に置かれながらも、希望を持って将来の目標について力強く語ってくれるガザの学生たちはに武田生に大切な学びを与えてくれました。

最後は武田生とガザ地区の学生とで一緒に昼食を食べ、交流を楽しみました。お弁当を食べながら各家庭から持ち寄った日本のお菓子を紹介した生徒もいました。

以下、武田生が語った感想の一部です。

・私たちが日頃何も考えずに当たり前に送る日常は当たり前ではないということを再認識しました。

・3人の学生はガザ地区での暮らしは苦しい状況なのにも関わらず、悲壮感が全くなく、ガザでの将来に希望を持って頑張っている姿に感銘を受けた。

・好きじゃない授業、勉強も、「教育が人生を開く」という言葉を聞いて考え直さなければいけないと思った。

・彼らは自分のことだけではなく、家族や友達、国の未来が輝かしいものになることを真剣に考えていてすごいと思った。

・話してみたらアニメが好きだったりお菓子が好きだったりして、自分たちと同じなんだと思い、親近感が湧いた。

・直接力になることができなくてもガザ地区のことを忘れないでつながりを保つことも大切なのだと分かった。

武田高校はこれからもパレスチナ ガザ地区との親交を深めていきます。

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