外務省プログラムJENESYSで、大韓民国の中学校高等学校の先生方による日本の教育現場視察の受け入れ校の1つとして、6月8日(木)23名の先生方と4名のスタッフの皆様にご来校いただきました。
今回の目的は日本の中等教育学校におけるSDGsへの取り組み、平和教育についての視察ということで武田中学校 武田高等学校のそれぞれの取り組みをご紹介しました。
初めに福田校長による歓迎のメッセージ、派遣団団長の韓国教育省の김先生からのご挨拶のあと、武田の教育についてプレゼンテーションを行いました。次に、7月に呉市による韓国派遣プログラムに参加するGS1年の高木さんと、独学で韓国語を勉強しているGS3年の松岡さんが流暢に韓国語で挨拶し、武田GSコースの平和学の内容をまとめたプレゼンテーションを3年生の黒川さんと大田さんが行いました。そして、サウザー先生による平和学の模擬授業をご覧いただきました。AUKUS(豪英米軍事同盟)の発足、これからの核廃絶への展望についての内容を聴き、生徒たちは次の授業で行なわれるディベートの準備を始めました。この平和学の模擬授業の様子が北朝鮮と停戦中の韓国の先生方にどう映ったのか、ゆっくりお話しができたらよかったのですが、メニューが目白押しでゆっくりお話しができませんでした。
この後、先生方は2つのグループに分かれて授業参観と茶華道部生徒たちによるお点前のおもてなしを受けていただきました。お昼は鯛めしと天ぷらのお弁当を召し上がっていただきましたが、大好評でした。昼食時間は敢えて食堂を利用する生徒たちとチャットをする時間を取り、積極的に話しかける生徒たちもいました。最後に、見学したただいた内容や学校のカリキュラム、GSコースの取り組みについて質疑応答の時間を取り、短いながら内容の濃い交流ができました。
コロナ禍も一段落したので、今回来校された韓国の先生方やその学校の生徒さんと活発な国際交流が展開されることを楽しみにしています。
(韓国の先生から送っていただいた写真も掲示させていただいています。)