一昨年,第5回異文化理解フォーラムー “For the future with diversity”でゲストスピーカーとしてお世話になったアフガニスタン人のKhaletさんとのつながりで,今後インターアクトクラブはアフガニスタンへの理解を深め,アフガニスタンの方々とともに様々な活動を展開していこうと考えています。
今夏アフガニスタンは政治の急変により,日本でも連日ニュースをにぎわせました。この度,アフガニスタンから2家族が来日され,東広島で新たな生活をスタートさせることになりました。
今回は新しく来日された親子2名を含む7名にご来校いただき,交流を行いました。多くのクラブが協力してくれ,まずは部活動見学を行いました。柔道部では投げ技を見学し,寝技の体験をしました。次に訪れた吹奏楽部ではパーカッションの練習を見学し,楽器の演奏体験をしました。アフガニスタンでは一般的な女子が楽器を演奏することも許されていないそうで,武田の女子生徒が自由に楽器を演奏している姿を見ること自体に驚かれていました。そして最後は茶華道部を見学し,生け花の意味の説明を受けたあとで,部員たちにお茶を振舞ってもらいました。アフガニスタンでも緑茶を飲む文化があるそうで,意外な共通点の発見でした。
そして最後は質問時間を取りました。生徒からは日本という国や日本人に対するイメージ,これから日本で経験したいことなどの質問が出ました。アフガニスタンの方からは「日本人でいることや,毎日当たり前のように学校に通えることに特別な意識はありますか」という質問をされました。これに対して誰も答えることはできませんでした。アフガニスタンでは社会情勢の混乱から学校に行きたくても行けない状況にあり,日本の中高生にとって当たり前のことが,当たり前ではないということを考えさせられました。
今後も継続してアフガニスタンの方々と友好関係を築いていきます。