2年に一度日本ツアーを行うオーストラリアの提携校The Hills Grammar School(THGS)の生徒31名と引率教員3名が 7月10日(水)~16日(火)の7日間本校で国際交流を行いました。
歓迎レセプションでは,体育祭赤団応援団による演舞と竹村校長先生からの歓迎スピーチ,THGS生徒代表の日本語での挨拶,記念品贈呈,昨年夏にTHGSでの研修に参加した高校3年生2人からのスピーチ,ダンス部によるパフォーマンスが披露されました。
初日の午前中は,美術部より布バッグにコミックキャラクターを描く体験授業,柔道部による技の披露と投げ技や抑え込み技を体験してもらいました。昼食時に週末にお世話をするホスト生徒と対面後,ホストファミリーが用意したお弁当を味わっていました。
午後は,茶華道部による茶道体験とGSコース1・2年生との回転インタビューを行い,THGSの生徒は日本語で,GSの生徒は英語を使って自己紹介したり,過去にTHGSで研修した生徒たちは,馴染みあるTHGSのメンバーとの再会を喜びました。
翌11日(木)は,本隊が平和記念公園での被ばく語り部の話を英語で聞き,リニューアルした資料館の見学,午後からはMAZDAの工場を見学しました。一昨年武田を訪問したリピーターの生徒と高校2~3年生の併せて12名の別動隊は,広島大学総合科学部共創学科で,アカデミックキャリアの選択について学び,模擬授業を受けました。午後は,武田卒業生で総合科学部2年の藤瀬さんと友人による,大学内スカベンジャーハント(日本語を使って大学生たちに話しかけて,課題を達成するゲーム)を行ったり,広島大学の学生の生活や専攻学部の内容を聞き,お互いの将来の夢や目標を共有することができました。
12日(金)は,剣道体験の後,THGSの生徒たちがオーストラリアの日常生活や動物,アボリジニアートなどのプレゼンテーションを武田生に行い,それぞれのプレゼンテーションの内容を体験させてもらいました。中でも一番人気があったのは,アボリジニアート体験で,絵の具を使ってコアラやカンガルーなどの様々なデザインを点画で表現しました。午後は中庭で「流しそうめん」と「かき氷」をふるまって,ホスト生徒たちと一緒に日本の夏の風物詩を楽しんでもらいました。
週末の3連休はそれぞれのホストファミリーと一緒に過ごし,各家庭による凝らしたおもてなしを楽しんでもらったようです。
最終日となる16日(火)は,午前中高校1年生のクラスマッチに参加して,一緒に汗を流しながら歓声を上げていました。昼食後は遂にお別れの時間となり,あちらこちらで,生徒たちは涙を流しながら別れを惜しんでハグし合い,再会を約束していました。
来年3月には3年生たちがTHGSでの8日間の海外研修に出かけます。新たな絆がまた生まれることになります。