2026年6月6日(土)、呉市において、広島県のインターアクトクラブに所属する中学生・高校生が一堂に会し、将来の地域社会や国際社会を担うリーダーの育成を目的とした「インターアクトクラブ指導者研修会」が開催されました。本校インターアクトクラブの生徒も参加し、多くの学びと交流を得ることができました。
研修会は3部構成で行われました。
第1部 大和ミュージアム館長 戸髙一成様による基調講演
第1部では、大和ミュージアム館長の戸髙一成様より基調講演をいただきました。
戸髙館長は、地域の魅力を発見し、それを発信していくことの大切さについてお話しくださいました。講演では、地域の魅力には大きく分けて「自然的魅力」「人的魅力」「歴史的魅力」の三つがあることを学びました。
自然的魅力とは、海や川、山などの豊かな自然環境のことです。人的魅力とは、その地域で培われてきた技術力や人々の知恵、産業などを指します。そして歴史的魅力とは、その地域が歩んできた歴史や文化です。
呉市には、瀬戸内海に面した港町ならではの景観や自然の美しさがあります。また、海軍港として発展した歴史や世界有数の造船技術、さらに航空機開発に関する高度な技術が存在していました。造船技術と航空技術の両方を持つ地域は日本国内でも非常に珍しく、呉市ならではの大きな魅力であることを教えていただきました。
一方で、その優れた技術が戦争を支えるためにも利用されたという歴史的事実があることも忘れてはなりません。戸髙館長は、地域の魅力を伝える際には、良かった歴史だけでなく、反省すべき歴史についても包み隠さず正しく伝えることが重要であると強調されました。
また、「海軍」「軍港」「造船」といった呉の特色を、地域の共通知識として整理し、県内外の人々に分かりやすく伝えることが地域活性化の鍵になるというお話もありました。生徒たちは、地域の魅力を多面的に捉え、発信することの大切さについて深く考える機会となりました。

第2部 フィールドワーク
第2部では、大和ミュージアムから徒歩約15~20分の場所にある入船山記念館周辺までフィールドワークを行いました。
活動のテーマは、「大和ミュージアムを訪れた観光客に、どのようにして呉市内の他の観光地にも足を運んでもらうか」というものでした。
現在、多くの観光客は電車で呉を訪れ、大和ミュージアムを見学した後、そのまま広島市内へ戻ってしまう傾向があるそうです。そこで生徒たちは実際に街を歩きながら、観光客に呉市内を周遊してもらうための工夫や、地域の魅力を発信する方法について考えました。

第3部 グループディスカッション
第3部では、フィールドワークで得た気付きや発見をもとにグループディスカッションを行いました。
各グループは、観光客にとって魅力的な観光ルートや情報発信の方法について活発に意見交換を行い、さまざまなアイデアを発表しました。優れた提案については、実際に呉市長へ届けられる可能性もあるとのことで、生徒たちは真剣かつ意欲的に議論を進めていました。

他校との交流を通して
今回の研修会は、呉工業高等専門学校の皆様が企画・運営してくださいました。フィールドワークでは、呉工業高等専門学校の学生の皆様がリーダーとして各グループをまとめてくださり、生徒たちは安心して活動に参加することができました。
他校のインターアクトクラブの生徒たちとの交流を通して、新たな視点や考え方に触れることができ、非常に充実した一日となりました。
今後も他校との共同活動や交流を積極的に行いながら、地域社会や国際社会に貢献できるリーダーとして成長していけるよう活動を続けていきます。



