11月7日(木) 秋の深まりを感じるこの頃、東広島芸術文化ホールくららで「学校寄席」を楽しみました。
開演前の「生で落語を聞いたことのある人は?」との問いかけに、ぱらぱらと手が挙がったものの、ほとんどの生徒が初めて寄席を楽しむこととなりました。
最初は「寄席入門」。「寄席」の成り立ちや「落語」について分かりやすく教えてくださるのですが、さすがの話術でのっけから会場は大盛り上がり。古典芸能が一気に身近に感じられた生徒も多かったことと思います。その後の落語も、噺家さんの身振り手振り、くるくる変わる表情に引き込まれ、その話の面白さに大笑いでした。
体験コーナーでは、実際に今日のステージで演じられた、ネズミを捕まえる話、刀を抜いてそれを眺める仕草、まんじゅうを頬張る姿、そばをすする様子を、それぞれ代表の生徒が演じました。実際にやってみると難しいようで、面白おかしく噺家さんにツッコミを入れられながら、頑張って挑戦していました。
その後、「色物」と言われる曲芸にハラハラ・ドキドキし、最後は古典落語の名作「死神」を楽しみました。
扇子と手ぬぐいを使って様々なものに見立て、表情や動き、巧みな話しぶりで観客を引き込む、日本の素晴らしい伝統文化に触れた芸術の秋の1日でした。