2月9日(木)に、高1(1~4組)は広島平和記念公園で3年ぶりの平和学習を行いました。この1週間は雨や雪など天候が良くなかったのですが、この日は晴天に恵まれ暖かい中でフィールドワークを行うことができました。午前中は被爆体験講話の学習に臨みました。語り部の方の体験を直接うかがう貴重な機会でした。生徒は、語り部さんの頭の中に当時の風景やにおいや苦しみが今も残っているという話が特に印象深く残り、原爆の恐ろしさや非人道性を改めて感じたようです。原爆が投下されて78年経った今、次の世代の私たちや生徒達がこの記憶を継承して語り継いでいかなければならないと感じました。
昼食は平和公園の中でとりました。いつもと違う場所で友人と食べる昼食は、格別だったと思います。
午後の学習は、平和公園全体を舞台にしたフィールドワークと平和記念資料館の見学です。フィールドワークはグループ単位での活動です。事前学習で調べた慰霊碑をそれぞれの計画にしたがってめぐりました。これまで平和公園を訪れたことはあっても、慰霊碑を一つひとつ巡った経験はあまりないようでした。特に、爆心地の島病院や、原爆の投下目標とされた相生橋のことは知らなかった、覚えていなかった生徒もたくさんいました。その後平和記念資料館の見学に臨みました。生徒は1つ1つの展示を丁寧に見て回っていました。生徒の感想によると、被爆の惨状をのこす遺品や写真は、非常に強く訴えかけるもので、たくさんの人々の命や生活が奪われたことへの悲しみや痛みを強く感じていました。
今回の学習で得たものを、生徒たちが今後の人生の中で、原爆について正確に伝え、平和の理念を拡散していくための礎になってほしいと思います。