10月25日(水)午後より,呉市文化ホールにて芸術鑑賞会が行われました。今年は「古典芸能鑑賞」で落語や漫才,太神楽を鑑賞しました。
まず最初は漫才コンビ”トライアングル”のお二人の漫才と,生徒や教員との「漫才ワークショップ」でした。「あいうえお作文」と題して,決められた言葉から面白い文章をつくっていきました。偶然できたユニークな文章を二人にツッコまれ,会場も盛り上がりました。
続いて,林家染雀さんの「落語ワークショップ」では,あらかじめ選ばれた高3と中3の生徒二人が実際に高座に上がり、有名な小噺「ねずみ」をレクチャーしていただきました。一人で複数の人物を演じ分ける落語の難しさが伝わったようでした。
次に笑福亭喬介さんの有名な古典落語「時うどん」を楽しんだ後,太神楽の豊来家玉之助さんの蒔ばちや皿回し、傘回しなどの芸を鑑賞しました。傘の上で回した球が,実はNHKの朝ドラ「わろてんか」の劇中で松坂桃李さんが触った小道具であったことや,回すシーンのアップのみ玉之助さんの手が写っていたことを聞き,生徒たちからは感嘆の声があがっていました。
最後に林家染雀さんの古典落語で,これも有名な「平林」を鑑賞しました。
今回の行事は,普段テレビなどで見るものとは違う,生の芸の素晴らしさ・楽しさはもちろん,日本伝統の芸のもつ奥深さを垣間見ることができたよい鑑賞会となりました。