世界に一つだけのタイダイTシャツ! アートを通して平和とつながる特別な一日
10月23日(金)、インターアクト部では、長年にわたり本校の生徒たちに平和活動やアートについて多くのことを教えてくださったアメリカ出身のレベッカさんを講師にお迎えし、タイダイ染めによるTシャツ制作と交流活動を行いました。
レベッカさんは、平和を強く願うアクティビストとして、本校インターアクト部顧問のサウザー先生とともに、パレスチナ・ガザ地区における人権侵害の停止や停戦を求める活動などに精力的に取り組んでこられました。また、アートの力を通して平和な社会の実現を目指し、さまざまな活動を続けておられます。広島市立大学の博士課程で研究を重ねられ、このたび見事に博士号を取得されました。そして、来月からフィリピンへ移住されるとのこと。そこで、広島を離れられる前にぜひもう一度一緒に活動したいという思いから、今回の特別な交流が実現しました。
世界でたった一つのTシャツを作ろう!
今回挑戦したのは、「タイダイ(Tie-dye)」と呼ばれる染色技法です。「Tie」は「結ぶ」、「Dye」は「染める」という意味で、布をゴムなどで縛り、好きな色の染料を加えて模様を作ります。縛った部分には染料が浸透しにくいため、ゴムを外して布を広げると、白い部分と鮮やかな色彩が組み合わさった独特の模様が現れます。
レベッカさんは染色をはじめとするアートに造詣が深く、日本の伝統的な染め物やインドネシアをはじめとする世界各地の染色文化についても、興味深いお話をしてくださいました。
「タイダイでは、まったく同じ模様を二つ作ることはできません。どれも世界に一つだけの作品になります」

そんなお話を聞き、生徒たちは思い思いのデザインをイメージしながら制作をスタート!
ほとんどの生徒にとって初めてのタイダイ染めでしたが、レベッカさんとサウザー先生の明るく丁寧な指導のおかげで、どの生徒も夢中になって取り組みました。レベッカさんの親しみやすく、優しく、そして明るいお人柄もあり、生徒たちはあっという間に打ち解け、会場は終始笑顔と歓声に包まれました。
染めたTシャツは、染料を十分に定着させるため、袋に入れたまま約1日保管します。そのため、この日はまだ完成した模様を見ることができません。ゴムを外してTシャツを広げたとき、どんな模様が現れるのでしょうか。世界にたった一つの作品との出会いが、明日のお楽しみです!

感謝の気持ちを込めて、全力のよさこいソーラン!
タイダイ染めの後は、生徒たちが最近一生懸命練習してきた「よさこいソーラン節」を披露しました。これまでの感謝の気持ちを込めた、全力のパフォーマンス!生徒たちの迫力ある演舞にレベッカさんも大変感心され、私たちにとっても嬉しく、思い出深い時間となりました。

「広島から世界へ、平和のメッセージを届けてほしい」
活動の最後には、生徒たちが一人ずつ感想を共有し、レベッカさんから心のこもったメッセージをいただきました。レベッカさんは、ご自身の親族をホロコーストで亡くされた経験について触れながら、広島で生まれ育ち、学ぶ私たちには、原爆の記憶を語り継ぎ、広島から世界へ平和のメッセージを発信し、平和な未来を築いていく使命があると語ってくださいました。
また、今日みんなでTシャツを縛り、色を重ねた時間を振り返りながら、「このタイダイTシャツを見るたびに、今日の仲間とのつながりや連帯感を思い出してほしい。そして、これからも楽しく、前向きに生きていってほしい」
という温かく、力強いメッセージもいただきました。

アートは人と人をつなぎ、国境を越えて思いを共有する力を持っています。今回のタイダイ染めは、単なるTシャツ制作ではなく、平和を願う気持ちや、互いの個性を尊重することの大切さを改めて考える貴重な機会となりました。
来月からレベッカさんはフィリピンへと活動の拠点を移されます。物理的な距離は少し離れますが、私たちインターアクト部とレベッカさんとのつながりが途切れることはありません。
これまでの温かいご指導と数々の貴重な学びに心から感謝するとともに、これからも国境を越えてつながり、ともに平和な未来を目指して活動を続けていきたいと思います。
Thank you so much, Dr.Rebecca!
武田中学校高等学校インターアクト部は国内外の“LIFE TEACHERs”から今後も学んでいきます。



