9月4日(金) 「中学SDGs講義」を実施しました。武田中学校ではSDGsのテーマに沿った縦割りグループでの探究活動を行っています。その一環として実施しました。生徒たちが自分たちの探究テーマにふさわしい先生を自ら探し、講義を依頼しました。
【SDGs No.3「すべての人に健康と福祉を」】
介護芸人として様々な場面で活躍されている鹿見勇輔先生をお招きし、ご講義いただきました。「福祉」というテーマに様々な立場から関わってこられた鹿見先生のお話には、ご自身の貴重な体験談も多く盛り込まれており、実際の現場の様子が目に浮かぶようでした。生徒たちにとって、「健康」について改めて考える貴重な機会となりました。「ふ」つうの「く」らしの「し」あわせ――「福祉」。身体も心も健康であり続けるために、笑顔でいることや、人とつながることの大切さについて考える時間となりました。

【SDGs No.4「質の高い教育をみんなに」】
広島大学 IDEC国際連携機構 / 教育開発国際協力研究センター(CICE)より、田和浩先生を招いて、「SDGsと教育」について講義をしていただきました。田先生の体験談も踏まえながら、発展途上国の教育の現状についてお話をしていただきました。また「problem tree(課題分析のヒント)」の書き方考え方を教わり、実際に生徒たちの身近な問題について提示し考え、発表をしました。発展途上国、先進国の教育の現状や問題点の考え方など、多くのことを学ぶことができ、貴重な時間、講演会となりました。

【SDGs No.7「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」】
中国電力の牧野 貴史氏と、わくわくEスクールの方を講師にお迎えして学習しました。電気とSDGsの関わりや、火力・原子力・水力・風力・太陽光など、各発電方法の特徴や課題について、実験を交えながら理解を深めました。さらに、日本のエネルギー事情や2050年カーボンニュートラルに向けた取組についても学び、これからのエネルギーについて考える機会となりました。

【SDGs No.12「つくる責任つかう責任」】
くりーむパンの八天堂(三原市)様をお招きして、前半は会社の歴史やSDGsへの取り組みなどを話していただきました。後半は実際に各班に分かれてパン作り実習を行いました。生徒たちは、用意された生地を使って自分でオリジナルのデザインのパンを成形しました。焼き上がったパンが、予想通りに仕上がった人、予想外の膨らみ方で別物になった人、それぞれ歓声が上がっていました。今回の講義で「つくる責任、つかう責任」についてより学びが深まりました。

【SDGs No.15「陸の豊かさも守ろう」】
広島大学総合博物館を訪問しました。今回は、開館20周年という節目の年に、なんと来場者19万人目という記念すべきタイミングに遭遇し、記念品までいただきました。思いがけない貴重な機会となり、ありがとうございました。館内では、専門家の先生方から、外来種や里山が抱える問題など、自然や生き物に関する貴重なお話を聞かせていただきました。生徒たちは興味を持って話に耳を傾け、実際の展示を見ながら、身近な自然やそこに生息する生き物について楽しく学ぶことができました。今回の訪問を通して、自然環境や生き物に対する興味・関心がさらに深まり、普段の生活では気づかなかった自然の課題について考えるきっかけにもなりました。

【SDGs No.17「パートナーシップで目標を達成しよう」】
これまで国内外の多くの方々と協力し、さまざまな目標を実現してこられた濱長真紀先生をお招きし、「パートナーシップ」の築き方をテーマにお話しいただきました。講演では、中学生の頃から「人間」や「平和」、そして「生きること」について真剣に考えてこられたこと、大学卒業後に海外協力隊としてベリーズで活動された経験、さらに帰国後、日本と世界の人々をつなぐさまざまな活動に取り組んでこられたことなど、ご自身の歩みを交えながらお話しいただきました。その一つひとつの経験は非常に濃く、圧倒されるような内容でしたが、濱長先生の優しく柔らかなお人柄と温かい語り口に、生徒たちはすぐに引き込まれていきました。1時間の講演はあっという間に感じられ、終了後には、さらにお話を聞きたい、質問したいという生徒たちが先生の前に列をつくるほどでした。講演の最後に、濱長先生が良いパートナーシップを築くうえで大切なこととして語られたのが、「常に相手に対して誠実に接すること」です。国や文化、立場が異なる人々と協力し、一つの目標に向かって進んでいくために必要なものは何か。濱長先生のこれまでの歩みと言葉を通して、生徒たちにとって「人とつながること」「人と協力すること」の意味を改めて考える貴重な時間となりました。

今回のSDGs講義を通して、生徒たちは新たな知識や考え方を学ぶことができました。今回学んだことは、10月末の探究発表会に活かしていきます。
講話をしてくださった先生方には大変お世話になりました。お忙しい中、生徒たちが少しでも良く理解できるように多大なご準備をしていただきました。心より感謝申し上げます。


