12月20日(土)21日(日) 中学1年生から高校2年生までの17名が、福岡へのフィールドトリップに参加しました。


当日は広島駅に集合し、約1時間で博多に到着しました。到着後は、古代外交・交易の拠点であった鴻臚館跡、黒田藩52万石の居城である福岡城、そして元寇防塁跡を見学しました。その後、生徒たちが特に楽しみにしていた福岡市博物館を訪れ、「漢委奴国王」の金印を見学しました。授業で見ていたイメージよりも実物が小さく、生徒たちは驚いた様子でした。




次に、縄文時代末期に稲作が始まっていた板付遺跡を訪れました。ここでは館長先生のご指導のもと、石包丁による穂首刈りや、竪杵を使った脱穀体験をさせていただきました。さらに、この日の締めくくりとして明太子の漬け込み体験を行い、生徒一人ひとりがオリジナルの明太子を作りました。



2日目は太宰府に場所を移しました。古代九州を管轄していた大宰府を中心にサイクリングをしながら大宰府政庁跡、観世音寺・戒壇院、榎社、水城を巡り、最後に菅原道真公を祀る太宰府天満宮に参拝しました。「学問の神様」として知られていることもあり、自分用のお守りを購入したり、家族に受験生がいる生徒は合格祈願をしたりする姿が見られました。最後には、全員で焼きたての梅ヶ枝餅を味わいました。






生徒たちは、福岡の歴史や文化を存分に味わうことができたようです。机上の学習だけでなく、本物の歴史遺産に触れることで、今後の学習への興味・関心をさらに深めてほしいと願っています。


