10月16日、グローバルスタディーズコース（GSコース）の生徒は、留学生のAadaさんと共にフィールドトリップとして山口県の周防大島を訪れました。GSコースでは、来年予定されているハワイ研修に向けて、ハワイと広島との関係について学んでいます。山口県周防大島はハワイとの歴史的なつながりが深い地域であり、今回の訪問はその学びをさらに広げるものでした。 周防大島からはこれまでに5000人以上の人々がハワイへ移住しています。16歳でアメリカに渡り成功を収めた福元右衛門さんは、日本に帰国後３万円（現在の価値で約３億円）を掛けて自宅を建てました。この家は25年前に「日本ハワイ移民資料館」へと生まれ変わりました。私たちが訪問した時、館内では過酷な労働環境の中で歌われた「ホレホレ節」が流れており、生徒たちはその歌詞から当時の移民たちが直面した苦労に思いを馳せながら、展示されている農具や生活用品、歴史書や日本語の教科書などを見学しました。また「ハワイ官約移民検索コーナー」では自分の先祖がハワイへ渡ったかどうか調べる生徒もいました。見学が終わった後、資料館の方々がハワイ語で「ア フイ ホウ（また来てね）」と見送ってくださり、生徒たちは「マハロ（ありがとう）」と感謝の気持ちを伝えました。 お昼ご飯は、ハワイアンレストランの『アロハオレンジ２nd』にて名物の「ギャング丼」などハワイアンフードを堪能し、復路には国指定文化財である岩国の錦帯橋、そして岩国城にも立ち寄り、歴史的な風景を満喫しました。 本日の学びは来年の夏のハワイ研修で、更に深められることでしょう。 GSコースはこれからも教室の枠を越えて、フィールドに出て生の声や生の教材に触れる体験を展開していきます。