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【GS3年生】平和学習で福山ホロコースト記念館と福山市人権平和資料館訪問

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2024年7月12日(金)Global Studies Course(GSコース)3年生とオーストラリアからの留学生セバスチャンさんは福山市ホロコースト記念館と福山市人権平和資料館を訪問しました。

GSコースの独自科目である平和学では、1年次よりヒロシマと原子爆弾、第2次世界大戦のアメリカの視点からの学習、宗教と戦争、パレスチナ問題等、さまざまなコンテンツを異なる視点で学びます。GS3年生は4月より、ナチスドイツと同盟国および協力者によって多くのユダヤ人が犠牲になったホロコーストについて学んできました。

まず初めに、福山の地にホロコースト記念館ができた経緯、大塚元館長さんとアンネ・フランクさんの父、オットーフランクさんとの奇跡的な出会い、そして記念館が訪問者や若い人々に寄せる思い等を説明していただきました。

続いてアンネフランクさんが2年1ヶ月に及ぶ隠れ家生活の中で、部屋から覗いて希望を見出していたマロニエの木の2世の木の説明を受けました。

そしてホロコーストでの労働と生活、毒ガス室、実寸大のアンネさんが身を隠して生活した部屋の説明を受けました。中には強制収容所の塀に実際に使われていたレンガに触れることができるオブジェもありました。犠牲になった人々の過酷さは想像を絶するものであり、平和の尊さと過ちを二度と繰り返してはいけないということを各自が強く感じたはずです。

そして最後に記念館を設立された元館長の大塚さんから力強いメッセージをいただきました。

「過去を忘れずに未来を展望しよう!」「もしあなたが心の底から望むのならば達成できないことはない」「人生で大切なのは人との出会いだ」

これまでにノーベル賞受賞者や各国の首相とお会いされ、ご自身もたくさんの壁を乗り越えられた方の言葉には説得力と力があり、我々の心に響きました。

ホロコースト記念館を後にして、福山城下で昼休憩にしました。昼食後は神社で合格祈願する生徒もいました。

本日最後は福山市人権平和資料館を訪れました。様々な差別は遠い外国だけで起きているわけではなく、現代の日本にも存在していることを学びました。そしてSouther先生と堀田副校長先生から日本で昔からある差別もホロコーストを始め世界で行われてきた差別も構造は同じであることを教えてもらい、平和構築に必要な知識を身につけることができました。また当施設では1920年8月8日に起きた福山大空襲についても学べるようになっており、当時の福山の人々の苦しみや悲しみに思いを馳せました。

1日を通して人権と平和の尊さを再認識し、我々の課題について新たな学びを得ることができました。

GSコースはこれからも世界平和に貢献できる人材育成に注力していきます。

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