本年度は総合学習で以下の6つのゴールを、中1から中3までが縦割り班で探究活動を行っています。今回6月7日(水)、各班が自分たちの探究のために行ってみたいと考えていた広島県内の社会見学先を訪れました。
SDGs3「すべての人に健康と福祉を」のグループは、広島文化学園大学坂キャンパスにて、加地信幸教授によるアダプテッドスポーツの講義と実習を受けました。スポーツを誰もが楽しめる工夫として、障害があってもできる運動について分かりやすく説明して頂き、車いすバスケットなど3つのスポーツを体験しました。その後、広島市中区にある健康科学館に移動し、からだの仕組みなどについて模型や動画を見ながら学習をしました。
SDGs 4「質の高い教育をみんなに」のグループは、JICA中国を訪問しました。学校に通えないと貧困から抜け出すことが難しく、それが連鎖していくことについて、ワークショップを通して考えました。生徒はそれぞれの意見を積極的に発言し、仲間の意見を聞くことで問題への理解を深めました。海外の料理もあるランチバイキングをいただいた後、民族衣装の体験も行い、異国文化の一端に触れました。
SDGs7「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」のグループは、中国電力のエネルギア総合研究所に行きました。中国電力さんが取り組んでいる研究内容について紹介していただいた後、実際に発電の体験をしてみることで、発電の大変さやエネルギー問題を考えるきっかけとなりました。
SDGs12「つくる責任つかう責任」のグループは、コカ・コーラ ボトラーズジャパン広島工場とエフピコ福山工場へ行きました。コカ・コーラ社さんが作る商品の製造過程やリサイクルされたペットボトルの再生方法を学んだり、スーパーなどでよく見る食品トレーの再生工程を間近で見学したりと、普段できない経験をたくさんしました。生徒たちは改めてリサイクルの大切さや個人の行動の重要性を感じたようでした。
SDGs15「陸の豊かさも守ろう」のグループは、もみの木森林公園へ行きました。自然と触れ合う機会がなくなった生徒が多くなってきている中、マイナスイオン溢れる大自然を満喫しました。実際に目で見て、触れて、匂うなど五感を使って自然観察を行いました。その後アスレチックで思い切り体を使って遊びました。
SDGs17「パートナーシップで目標を達成しよう」のグループは、トルコ・シリア地震の復興支援のために、基町クレドの協力のもと、募金活動を行いました。修学旅行生、一般企業の方、外国の方などの協力で39056円と5ドルの募金が集まりました。また、アンケートにもご協力いただきました。その後、G7で世界の首脳が見学した平和記念資料館を訪れ、核兵器や戦争の恐ろしさを目の当たりにし、世界平和の重要性を改めて認識しました。この募金はUNHCRを通じて、トルコ・シリア地震の復興支援に寄付します。
各企業・大学・行政の皆様、SDGsの17のゴールに向けて、ご協力いただきありがとうございました。目標に向かって頑張っていきたいと思います。