トルコ南部およびシリア北西部の国境付近で2月6日に発生した大地震では、2月17日現在で4万3000人以上の犠牲者が確認されています。2月10日(金)の昼休憩に学校内で緊急の募金活動を行い、30分程度でしたが武田生および教職員の善意により、32,511円を集めることができました。これにインターアクトが外部から獲得した支援金を合わせた6万円を寄付することとしました。
特にシリアでは長年内戦が続いており、大地震の一番被害が大きかった地域は反政府勢力および難民の方々が住んでおられる場所になり、海外からの援助が入りにくい状況にあります。インターアクトでは長年シリアの方々との交流があり、東広島在住のシリア人の方がシリア北西部で復興救助支援を行っているNGOに送金をしているとの情報を得たので、こちらに武田の募金を託すことを決めました。メジャーの支援組織に送金するよりも迅速かつ直接的に、武田生の思いが被災者に届くと考えたことも理由の一つです。
2月17日(金)にイスラム文化センターに赴き、Dr.Bahaa氏に義援金を手渡しました。Dr.Bahaa氏の関係者にも大勢の被災者がいるとのことで落胆されている様子でしたが、日本の中高校生が母国を思ってくれていることを大変喜んでくださり、感謝されていました。
復興までには果てしない時間が必要になります。私たちも今回のアクションで終わりにするのでなく、継続して自分たちができることを考えて行動していきます。