2025年12月18日(木)
インターアクト部の恒例イベントの一つである、ポーランドの高校とのクリスマス交流会を実施しました。今回は、ガザ地区出身で現在ヨルダンおよびリビアで難民生活を送る高校生も参加し、国境を越えた多文化交流の場となりました。
当日は、日本時間17時、ポーランド時間9時、ヨルダン時間10時、リビア時間10時と、大きな時差を越えての開催となり、日本以外の参加者は午前中の参加となりました。
はじめに、ポーランドの高校生たちが、祝祭や特別な行事の際に踊られる伝統舞踊「ポロネーズ」を披露してくれました。卒業時に行われる舞踏会「プロム」でも踊られるそうで、二列に並び行進しながら踊る姿は大変美しく印象的でした。また、クリスマスに食べられる伝統的な食材に関するクイズも用意してくれ、クッキーのように見えるチーズは誰も正解できず、和やかな笑いに包まれました。
続いて本校からは、世界的に有名なアニメソングを部員全員で披露しました。言葉は通じなくとも、画面越しに一体感と盛り上がりが伝わり、交流の楽しさを改めて実感するひとときとなりました。
ガザ出身の3名の生徒からは、宗教的な理由によりクリスマスを祝う習慣がないことを踏まえ、イスラム教の重要な祝祭である「イード・アル=フィトル(Eid al-Fitr/断食明け大祭)」について紹介がありました。イスラム教では年に一度、約1か月間にわたり日の出から日没まで飲食を断つ断食月があり、その終了を祝うのがこの祭りです。数日間にわたり、普段会えない親戚や友人を訪ね、特別な料理やお菓子を楽しみ、新しい服を身にまとって祝う様子は、日本のクリスマスやお盆、お正月を合わせたような印象を受けました。
最後は恒例の「ロウソクによる未来予想」を行いました。鍵穴を通した溶けたロウを水面に落とし、冷えて固まった形から未来を占うというもので、タコや森、犬、桜など、画面越しに互いの形を言い当てながら、そこから広がる未来の話に花が咲きました。
短い時間ではありましたが、三つの文化に触れることができる、非常に貴重な交流の機会となりました。
インターアクト部は今後も、これまで大切に育んできた友好関係をさらに深め、我々にしかできない国際交流を展開していきます。
(ポーランドで撮影した交流会の様子の写真が含まれています。こちらの様子が、こんな風に見えているのですね。)









