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[高校]Topics 【高校】GSコース 国際交流

【特色教育】GSコース1年生「世界の料理」― アルゼンチンの食文化を味わう特別授業

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2025年10月30日(木) GSコースの家庭科の授業で展開されるスペシャル授業「世界の料理」では、知念ショーンさんのお父さん、知念ファビアンさんをゲスト講師にお迎えし、アルゼンチンの伝統料理を学ぶ調理実習を行いました。

授業の冒頭では、ショーンさんがアルゼンチンについて紹介してくれました。文化や国民性、観光地の魅力を、写真や動画を用いてわかりやすく説明し、「家族や人とのつながりを何より大切にする」
「陽気で前向きな国民性」「食卓には肉料理が欠かせない」といった特徴が印象深く語られました。また、友人や家族との語らいに欠かせない「マテ茶」についての紹介もあり、その温かい交流の文化に生徒たちは興味津々でした。さらに、お父様のファビアンさんとともに、アルゼンチン国旗の配色や中央の太陽とその周りに描かれた炎の本数に込められた意味にも触れ、国への誇りが伝わるプレゼンテーションとなりました。

続く調理実習では、アルゼンチンの伝統的なミートパイ「エンパナーダ」と、野菜の旨味がしっかり染み込んだスープ「ロクロ」を作りました。さらにサラダのドレッシングと、本日のデザートはドイツから直送された材料で作る特別なケーキでした。サラダに使用したドレッシングとケーキ用の材料は、GSコース2年生・内藤ゆき奈さんのお母様が夏の帰省の際にわざわざご用意くださったものです。この場を借りて深く感謝申し上げます。

生徒たちは「エンパナーダ」「ロクロ」「サラダ」の3チームに分かれ、ファビアンさんのアドバイスを受けながら協力して調理を進めました。完成した料理はどれも格別で、ショーンさんが授業前に「これを食べたら人生観変わるよ」と語っていた言葉に、皆が大きくうなずくほどの味わいでした。

日本にいながら、地球の裏側にあるアルゼンチンの文化を五感で学ぶことができた今回の授業は、生徒たちにとってかけがえのない経験となりました。この学びが、未来の国際理解につながっていくことを願っています。

知念ファビアンさん、本日はお忙しい中ご協力いただき、誠にありがとうございました。

今後もGSコース・武田中学校高等学校は、国内外の皆様のご協力をいただきながら、本校にしかできない国際理解・異文化理解教育をさらに展開してまいります。

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