2月20日(木) 高校2年生(1組、2組、5組)の代表チームが、第4回を数える校長CUP英語ディベート大会で熱い論戦を繰り広げました。トピックは「大久野島のウサギの是非」。ジャッジは副校長の堀田先生と、アメリカの高校・大学でディベート選手としての経験を持つマラカイ・ネルソンさんです。
肯定側のチームは、観光客の増加による経済効果と、毒ガスの島としての歴史を伝える平和教育の普及効果について主張しました。否定側はウサギによる生態系への影響を問題視するとともに、ウサギのけが・病気への対応の難しさ(管理責任の所在)について主張しました。英語表現の授業で両チームとも数か月に渡って準備しており、この日はエビデンスに基づいた白熱した議論となりました。難しいジャッジとなりましたが、今回の優勝チームは否定側の2年5組(GSコース)でした!肯定側は「ウサギを見て、触ることによって、癒される効果」を主張しましたが、否定側の5組の生徒達は、自分たちが大久野島を訪ねた時の経験を踏まえ、「ウサギを触ってはいけないルールがあるにもかかわらず大半の客が触っている事実、そのことによるウサギへのストレス、病気、けがの心配」について主張しました。また、先日起きたウサギへの暴力に関する事件にも触れていました。これらの主張が、勝敗を分けたようです。
生徒の皆さんには、自らの目の前のジレンマや問題を意識して、「グローバルに考えて、ローカルに行動する!」をスローガンに、より良い広島を目指してもらいたいと思います。