10月11日金曜日、本校高２グローバルスタディーズコース（GSコース）の生徒と留学生のAadaさんが平和学習フィールドトリップとして大久野島へ向かいました。

今や大久野島は「うさぎ島」として全国的に有名ですが、戦時中は兵器用の毒ガス製作工場や保管庫がある場所であり、平和を考える上では欠かせない場所の一つでもあります。今回は大久野島から世界平和を伝える活動を続けておられる、竹原市忠海町在住の新本直登さんをガイドにお迎えし、慰霊碑・三軒家工場群跡・研究室跡・毒ガス貯蔵庫・発電場などを中心にその歴史と実態をお伝えいただきました。また資料館では展示されている資料についても詳しく解説してくださり、生徒たちは「うさぎ島に隠された真実」について食い入るように耳を傾けておりました。道中ではガイドの新本さんに質問をし、さらに学びを深める生徒もおり原爆だけではない戦争加害者としての日本の歴史にも目を向けた、「新たな広島の平和学習」について学びを深めている様子も見られました。

それでもフェリー乗船までの待機時間ではウサギの様子に見とれるなど、大久野島のすべてを吸収できた一日だったのではと感じます。