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【GSコース】広島市立大レベッカさん講演「ホロコーストと平和活動」を聴く(3年生)

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12月12日(火) 3年生GSコースの平和教育の一環として、広島市立大学の博士候補者レベッカ・マリア・ゴルトシュミットさんが講演に来てくださいました。

講演のテーマは「ホロコーストと平和活動」で、ユダヤ人であるレベッカさんは、まずはご自身の家族のことからお話しくださいました。彼女の曽祖父母はナチスのホロコーストで亡くなりましたが、祖父母はドイツからパレスチナ(後のイスラエル)に逃れました。彼女の父はイスラエルで生まれ、その後アメリカに移住し、そこでレベッカさんは生まれ育ちました。そして、アメリカのユダヤ系の学校で「NEVER AGAIN」(二度と繰り返してはならない)というフレーズを学び、ユダヤ教の教えである「たとえ自分1人になっても、間違いだと思われることに対して最後まで闘う」という姿勢を身につけたそうです。このことは、現在レベッカさんがイスラエルとガザの戦争をはじめとする全ての戦いに反対する動機となっています。彼女は生徒たちに対し「私にとって平和は受動的なものではありません。ただ見ているだけでは平和は訪れません。平和を手にするには、差別と戦争に積極的に立ち向かうことが必要です。」とメッセージをくださいました。

講演後、レベッカさんは平和公園に向かい、ガザの平和のためのキャンドルを灯すスタンディングに参加されました。彼女はこれまでに何度も参加していますが、今回は、伝統的なユダヤ教のハヌカ(祭事)のキャンドルを灯されました。

レベッカさんの感動的なお話を通して、生徒たちは皆、ナチスによるユダヤ人迫害の歴史について理解を深めることができました。そして、アンネ・フランクの父であるオットー・ファン・フランクの「平和のために何かをできる人間に」という言葉を、改めて胸に刻みました。

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