Aloha Studies Tour 第12日目です。

　午前中はアリゾナ記念館を訪れました。この施設は真珠湾攻撃によって亡くなられた戦艦アリゾナの乗組員1100人以上の方々を称える慰霊施設です。施設は日本軍の攻撃によって沈没した戦艦の上に建設されているため、事前の説明を受けた後、フェリーで見学施設まで移動します。事前に聞いていた通り、開戦後80年経った今でも戦艦からオイルが漏れているのが見られるという「アリゾナの涙」を実際に目にしました。
　午後は戦艦アリゾナの正面にある戦艦ミズーリ記念館に行きました。2つの戦艦が向かい合わせに配置されているのは、戦艦アリゾナの沈没で世界大戦が始まり、戦艦アリゾナの降伏調印式で世界大戦が終わったというメッセージが込められているそうです。世界最大級の戦艦であり、最後の仕事は湾岸戦争で、日本の降伏文書調印式が行われました。当時は敵国であった日本を讃える演出が多くみられたのは意外でした。日本のゼロ戦が戦艦からの砲撃を掻い潜って特攻し、その翼が接触した部分が凹んでいる部分を見ることもできました。戦艦内を巡るのは非常に時間がかかり、そのスケールの大きさと技術力の高さを感じながら、戦争の悲劇と平和の尊さに思いを馳せました。