5月27日(土)  インターアクトクラブをはじめ、学校や地域社会でリーダーシップをとれる人材の育成を目的として、一年に一回、広島県内のインターアクトクラブの生徒が一堂に会し、活動を行うインターアクト指導者研修会が行われました。今回は如水館高校インターアクトクラブがホスト校として会を主催してくださり、60名以上のインターアクターが本郷生涯学習センターに集まりました。

今回は「ともに生きる　～異文化理解とその先へ～」というテーマで2部構成でした。

第1部ではメキシコ出身で長年にわたり英語・日本語・スペイン語で通訳者として活躍され、現在は広島県国際交流員として活動されているダニエル・サンチェスさんによる講演を聴講しました。ダニエル先生のこれまでのご経験や、メキシコの様々な文化について説明して下さり、メキシコについてたくさんのことを知れ、生徒からの質問にも丁寧に答えていただきました。また、協力者として三原国際外語学院の先生と、こちらで日本語を勉強されている20名の留学生も参加してくださいました。

第2部では、参加者を6つのグループに分けて、数名の留学生の方々にグループに加わっていただき、留学生の方々が日本にきて経験された困ったエピソードを共有していただき、解決策を考えるというアクティビティでした。「留学生だけではアパートが借りられない」「スーパーに行って買い物をする場合、宗教上食べることができない食材が入っているか分からない」「お祈りをする場所がない」「ハラルフード(イスラム教の人々が食べることができる食べ物や食材)を購入することが難しい」などたくさんの問題を知り、これらの問題に対して高校生や地域社会がどのようにすれば、外国人がもっと住みやすくなるかについて話し合い、全体でシャアしました。

本日は他校の意識の高い同世代と語り合えたことで大変有意義な経験を積むことができました。今回の研修会で学び考えたことを、今後の活動に生かし、身の回りの外国人の方々をサポートできる人材を目指します。

研修会を長きにわたって準備し運営してくださった如水館高校インターアクトクラブの皆様、本当にありがとうございました。