11月10(木)に、1年5組(GSコース)が家庭基礎の授業で調理実習を行いました。今回の調理実習では、ニュージーランドに縁のある山本くんとニュージーランドからの留学生であるタリアさんが、授業の最初にニュージーランドについてのプレゼンテーションを行ってくれました。プレゼンテーションは、タリアさんからのマオリ語のあいさつで始まりました。また、山本くんが身につけているマントは、家に代々伝わるマントだそうです。キーウイやトゥイ(どちらも国鳥)の羽からできており、入学式や卒業式などの特別な日に身につける、とても大切な物だそうです。
マオリ族は、ニュージーランドの先住民として知られている人々です。マオリ族を調べてみると、顔や体のいろいろな部分にタトゥーを入れていることに気がつくと思います。このタトゥーはとても神聖な物として代々受け継がれてきました。頭部は体の中でも最も神聖な部分として考えられていたため、顔にもタトゥーがされました。このマオリ族のタトゥーは唯一無二のものであり、大切なアイデンティティの一部であり、とても意味深い物です。今回、そのことを紹介するために、タリアさんがタトゥーを模して顔に模様を描いて私たちに紹介してくれました。どこの国の文化も、その国で生まれ育った人々にとって大切な物であり尊い物です。今回の「世界の料理 ニュージーランド編」では、文化の
尊さ大切さも学ぶ機会となりました。
作った料理は、「ミートパイ・クマラスープ・トライフル」です。ミートパイは日本でいうおにぎりのような食べ物で、とても一般的で朝ご飯でも食べたりするそうです。クマラスープは、さつまいもの一種であるクマラとじゃがいもを使ったぽってりとしたスープで、カレー粉が入ってスパイシーなスープでした。トライフルはキウイフルーツとホイップクリームを使った簡単なデザートで、クリスマス等に食べるポピュラーなデザートだそうです。
おいしく、楽しく、そして学びの多い調理実習でした。