10月24日(月) 2日目は、それぞれが希望したマリン・文化体験からスタートです。マリン体験は、天気も気温も海に入るには充分でしたが、昨日から風が強く、波も高く、残念ながらグラスボートとカヌーは中止となり、ドラゴンボートに変更になりました。ドラゴンボートは、インストラクターの方がひっぱってくれる高速のボートに乗るマリンアクティビティです。途中で何人かが海に落ちるハプニングもあったようですが、「ジェットコースターより怖かった!」、「カヌーが中止になったのは残念だったけど、ドラゴンボートもめちゃくちゃ楽しかった!」と満足した表情で帰ってきました。
シュノーケリングは、少人数に分かれてインストラクターの方の指導のもと、自分の目で直接海の中を見ることができました。なまこを触ったり、色とりどりの熱帯魚を見たりすることができたようで、「クマノミを見つけました!」と嬉しそうに報告してくれた生徒もいました。
フリーの時間には、ホテルのプライベートビーチで、海水浴をしたり、ビーチバレーをしたり、部活で集まってトレーニングをしたり(!?)、思い思いに楽しい時間を過ごせたようです。
文化体験は、サーターアンダギーと海のランプ作り、ちんすこうと海の時計作り、漆喰シーサー作りと色付け体験の3つに分かれての体験でした。体験場所はホテルからバスで15分ほどのところにある「体験王国むら咲き村」という施設でした。沖縄にまつわる様々な文化体験ができるほか、フリースクールがあったり、結婚式の前撮りに訪れるカップルがいたりと、様々な交流の場になる充実の施設です。
サーターアンダギーとちんすこうは、係の方の説明を聞きながら、生地から作っていきました。サーターアンダギーは、生地にしっかり空気を含ませて揚げると、表面が割れて花が咲いたように見えるという、作り方のコツも教えてもらいました。美味しく、見た目もよく揚がったサーターアンダギーを、マリン体験の引率だった教員にお土産に持って帰ってくれた生徒も多く、私たち教員も沖縄の手作りの味を味わうことができました。
海のランプと時計作りでは、岸に流れ着いた貝殻やサンゴのかけら、角の取れたガラスを使って、一人ひとりでデザインをしました。納得の作品が出来上がったようです。シーサー作りは用意された土台(胴体)に目や鼻をつけて焼き、自分の好きな色を塗りました。自分だけの守り神の完成です。
一旦ホテルに戻って美味しいカレーをいただいた後は、美ら海水族館に移動です。他の学校の修学旅行生も多く、平日ですが多くの人で賑わっていました。ジンベイザメやマンタが悠々と泳ぐ一番大きな水槽前では、多くの人がジンベイザメが回ってくるのを待ち構えて写真を撮っていました。水族館より高い位置にある駐車場からは、海の向こうに伊江島が綺麗に見えました。美しい海の生き物と、景色に満足の2時間でしたが、ホテルに帰るバスの中で、ガイドさんに伊江島の3分の1は米軍基地であるということを教えてもらいました。午前中のビーチでも、低い位置を飛ぶ米軍機を何度も見て、沖縄が今なお抱える基地問題の存在も感じました。
盛りだくさんの1日でしたが、夕食も地元の料理をしっかりいただき、全員大きな体調不良もなく元気に2日目を終えました。明日は、地元の大学生とともに4つのコースに分かれてSDGsに関する取り組みを行う1日です。明日も充実した学びの日にします。