2022年5月18日（水）Global Studies Course (GSコース)の全生徒がインドネシアのAl Biruni Mandiri SchoolとZoomを使ったオンライン国際交流をしました。Al Biruni Mandiri Schoolはインドネシアの南部に位置しているイスラム教中高一貫校です。交流の前半では、3-5新谷玲子さんが武田を代表してインドネシア語と英語で学校紹介をしました。彼女は英語だけでなくインドネシア語にも堪能で，Al Biruni Mandiri校側も武田側もみんな感心していました。後半では生徒を5グループに分けて、日本とインドネシアの学校生活についてお互いに質問しました。内容は、学校の一日のスケジュール、教育目標、部活、昼食、学食、校訓と制服についてでした。インドネシア側は全部で100名くらいの参加者がありましたが、積極的に質問してくれたり、武田生の発表に熱心に耳を傾けたりする姿勢から、日本の学校文化への関心の高さがうかがえました。会の最後は画面越しではありましたがインドネシアと日本の国旗を持って記念撮影をしました。

 

以下に参加生徒の感想を紹介します。

・インドネシアのことは教科書でしか勉強したことがありませんでしたが、インドネシア人の英語を聞くこと、またHijab(ヒジャブ＝イスラム教の女性が頭に巻くスカーフ)を着ることを実際に見るだけでも、刺激を受けました。

・インドネシアの生徒は朝7時半登校し、一日5回も礼拝すること、また授業は一日に4つしかなく、一つの授業は90分であることを聞いて驚きました。日本の当たり前と向こうの当たり前が違うことを知りました。

・インドネシアの制服は曜日のテーマによって違うということを聞いて大変衝撃を受けました。日本の制服のようなものもあれば、ボーイスカウト風のもの、伝統衣装のものなどあり、面白かったです。また制服を紹介するためにTikTok動画を見せてくれましたが、動画の出来栄えに感動し、IT技術を使いこなしていることにも驚きました。

・インドネシアには「シラット」という伝統武道があり、今回の高校生の中にも練習に励んでいる生徒がいました。シラットも練習前後には黙想を行い精神集中をするそうで、この点は日本の武道との共通点だと思いました。

・インドネシアの生徒に暖かく接してもらって、これからインドネシアのことをもっと知りたいと思いました。

 

Al Biruni Mandiri School 担当教員Admad Ali Syahbana先生のコメントを紹介します。

The event yesterday was viral.  Everyone is talking the event and its stories: funny, new, great, shock (first time to speak to the foreigners) etc. basically they are impressed.  I’m happy to see all the students have a wonderful impression that they can save as a good memory this academic year.  It’s virtual but it’s worthy.

(簡訳：このイベントは素晴らしかったです。全参加者が楽しかった、新しいことを知れた、知らないことを知りショックを受けた、等の感想を述べています。私自身、全生徒が素晴らしい思い出を作ることができたことを喜んでいます。今回はオンライン交流でしたが、価値あるイベントになりました。)

 

この交流のきっかけで、GSとAl Biruni Mandiri Schoolの生徒と手紙交換を始めました。この友情を大切にして、これから相互理解を深めたいと思っています。英語圏だけではなく、近いアジア圏諸国のことも積極的に学んでいきたいです。