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【特色教育】GSコース1年生 比較文化Ⅰ(宗教学)フィールドトリップ

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終業式を翌日に控えた12月17日(金)にGSコース1年生は比較文化Ⅰ(宗教学)フィールドトリップを実施しました。3大一神教についてこれまで講義で学んできた内容のまとめ活動として,午前には東広島にある「広島イスラム文化センター」に訪問しました。バングラデシュ人のコンピューター技師ヘイダー氏にご案内いただき,イスラム教の教義と日々の信仰活動について詳しくお話を伺いました。ヘイダー氏は2011年仙台での東日本大震災の経験から生死について深く考えるようになり,イスラム教について深く学び,敬虔なイスラム教徒として日々感謝しながら生活をされているとのことでした。生徒たちからの質問にも一つひとつ丁寧に答えていただきました。

 

午後からは,広島市中区にある「広島平和記念聖堂(幟町カトリック教会)」を訪れ,信者のお二人に聖堂の建築様式やデザインに意味についてのお話を聞き,聖堂ではイタリア人司祭のヴィタリ・ドメニコ神父からキリスト教の歴史についてお話ししていただきました。日本滞在が50年を超えるドメニコ神父は大変流暢な日本語で説明してくださいました。この聖堂は説明していただいて初めて気づく,日本由来のものがあちこちにあります。建築に興味がある方は是非一度訪れてみてください。

 

この日最後のイベントは,プロテスタント系キリスト教学校である広島女学院高等学校のグローバルイシュー(国際平和活動や文化交流を実践するグループ)の皆さんとの共催で,広島市立大学広島平和研究所のロバート・ジェイコブス教授によるユダヤ教について学ぶ機会を得ることができました。ユダヤ系アメリカ人のジェイコブス教授は,約1時間すべて英語でユダヤ教の背景,ダビデの星の意味やユダヤ教徒の宗教観について詳しくお話ししていただきました。英語の講義ということでGS1年生にとってはかなりタフな講義でしたが,まるで留学した気分で講義を聴くことができると同時に,自分の英語力をまだまだ伸ばしていかないといけないと思う良い機会でした。学校に戻り,1日で学んだ世界3大宗教について振り返りを行い,また新たな価値観を得ることができました。一般に学校ではこういった貴重な体験はなかなかできませんが,GSの生徒たちは武田高等学校GSコースならではの特徴ある授業やフィールドトリップを経て,学びを更に深めていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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