7月9日(金)にインターアクトクラブはパレスチナガザ地区とのオンライン国際交流を実施しました。武田高校はインターアクトクラブを中心に、パレスチナのガザ地区との交流を継続的に行っています。顧問のSouther先生がかつてパレスチナの大学で教鞭を執られていたことからつながりがあります。ガザ地区は政治的に大変複雑な場所であり、人口の7割が難民として不自由な生活を余儀なくされています。昨年より戦争状態が激化しており、悲惨なニュースが日本にも頻繁に伝えられ、昨年一緒にアートコンテストを実施した子どもたちの安否も非常に心配している状況です。
今回は特別なテーマは設けずにインフォーマルな形でのオンライン交流を行いました。お互いが自己紹介をしながら将来の夢や日本に対する印象などを語り合いました。ガザ地区側は12,13歳が中心でしたが、どの生徒も非常に英語が流暢であり、しっかりとした意見をもっており武田の高校生は圧倒されていました。“I want to be a doctor.”という子が多ったのが印象的で、身の回りで傷ついた人を多く見てきたことからそのような夢を持つようになったのかなと考えさせられました。
今回は当日の依頼にも関わらず,GSコース3年生でフラダンス同好会の大村桜子さんがフラダンスを披露してくれました。フラには平和や鎮魂といったメッセージが込められており、大村さんは心を込めて踊ってくれました。画面越しでも全参加者が感動したのがはっきりとわかり、桜子さんの思いがガザの人々に届きました。
日々、生命の危機と隣り合わせの状況下で暮らしている子どもたちの表情は、悲壮感が漂っているのだろうと交流前は予想していましたが、交流してみると明るく未来に希望を持っており、強さを感じました。今後も世界平和を願い、交流を続けていきます。