今年度も多くのやる気に満ち溢れた新入部員を迎え,日々精力的に活動しております。世界規模でCOVID-19という未曽有の事態に直面し,異文化理解および異文化交流を大きな活動の柱にしているインターアクトクラブにとっても通常の活動ができない状況ではありますが,このような状況下で何ができるかを考えて活動しています。
昨年度,異文化理解フォーラムにおいてゲストスピーカーおよびアドバイザーとしてお世話になったMr.Koikoi氏は広島大学大学院国際協力研究科を今春終了され,現在は国連訓練調査研究所UNITARにおいて国際協力の専門家として勤められている方です。Mr.Koikoi氏は在学中より東広島市志和町の引き取り手のいない空き家を学生やボランティアの手でリフォームし,外国人アスリートがトレーニングを行いながら日本の田舎の生活を体験したり,外国の方々や日本人学生が交流できる場を作ること,そして過疎化が深刻な志和町の町おこしを目指したプロジェクトを展開されておられます。社会奉仕活動と多様性理解の推進を2本柱にしている当クラブも,プロジェクトのフィロソフィーに賛同し協力させていただくようになりました。
当日は2グループに分かれ,ごみ出しや壁のペンキ塗り等をさせていただきました。この日は気温も高く,日ごろは機会のない重労働でクタクタになりましたが,労働による心地よい疲労を感じどの生徒も良い表情をしていました。完成まではまだまだ時間が必要ですが,今後も定期的に関わっていき,大きなプロジェクト遂行の過程と目標達成の体験をしたいと思います。