1月２１日（月）に，中学校3年生とグローバル・スタディーズコース（高校1年生）の生徒が，広島市から講師をお招きして合同の着付け教室を行いました。最初に簡単に服の歴史について話していただきました。衣服をまとい始めた頃は皮，次に栽培しやすい麻，その後，肌触りや用途に合わせて綿，そして装飾や美しさを求めて絹を使った衣服が発達していき，日本では着物という衣服文化ができたこと。しかし，残念なことに日本では民族衣装である着物を着る機会が減ってきており，日本の心を伝えていくためにこうやって若い世代に着付けの講座を行っていることなどを話してくださいました。実際に，男子生徒に物心ついて浴衣や着物を着た記憶がある人と尋ねられたところ，経験のある生徒は０人でした。講師の先生からは，知ると知らないでは全く違う。まして経験したことがあればなおさらいい。着物の着付けはそんなに難しくなく，ぜひ今日覚えて帰ってくださいというお話から始まりました。
着付けは男子と女子に分かれて美しい座礼の所作から教わり，その後丁寧に浴衣の着付けを教わりました。帯の結びには男子も女子も苦戦していましたが，色とりどりの柄でとても華やかに，そして粋に格好よく浴衣を着ることができました。