1月25日(木)5時間目に,中学校3年生を対象に,「いまじょうクリニック」の院長である今城雅彦先生による性教育講演会が行われました。『ステキなオトナになるために』というタイトルで講演していただきました。思春期の体の変化や,妊娠,出産について分かりやすく説明してくださいました。胎児の動く姿を動画で見せてくださり,妊娠20週頃の胎児の顔や手足をはっきりと確認することができました。「性」の本当のすがたを学ぶことができました。
今城先生によるご講演の後,3グループに分かれて,3種類の体験活動を順番にさせていただきました。
赤ちゃんとのふれあい体験では,雪が降る大変寒いなか,多くのお母さんと赤ちゃんが私たちのためにお越しくださいました。保健師さんから説明があり,お母さんから赤ちゃんの紹介をしていただき,赤ちゃんの名前に込められた思いも語っていただきました。自己紹介の際に生徒たちは,自分の名前の由来について発表することになりましたが,照れからか,言葉が少ないようでした。これを機に自分の名前にこめられた思いを家族に聞いてみてほしいと思います。そして児童館の職員さんからサポートをしていただきながら,赤ちゃんを抱っこしました。初めて赤ちゃんを抱っこした生徒も多く,みんな緊張していました。その緊張が赤ちゃんにも伝わったのか,多くの赤ちゃんが泣いてしまいました。しかし専門家の方々からのアドバイスもあり時間が経つにつれ要領を得て,中には抱っこをする腕の中で赤ちゃんを寝かせることができた生徒もいました。赤ちゃんの柔らかさや温もりを肌で感じることができ,どの生徒も大変良い表情をしていました。
妊婦さんの疑似体験では,「妊婦ジャケット」というお腹の赤ちゃんの重みが感じられるものを着用し,妊婦さんの不自由さを体験しました。お腹が大きいことで足元が見えないことや肩や背中,腰に大きな負担がかかることなどを学びました。
赤ちゃんのお世話体験では,体の各部分が未発達でとても弱く,それに適したお世話の方法を学びました。実際の赤ちゃんの体重と同じ重さの人形を使い,服の着せ替え方,オムツの替え方,ほ乳瓶を使ったミルクのあげ方のコツなど初めての体験ばかりでした。
本日は東広島市こども未来部こども家庭課ならびにたくさんの方々のご協力により,非常に実りある学びの機会になりました。お越しいただいた皆様に感謝申し上げます。