本日、高校1年生は平和学習のため、広島平和公園に行きました。午前中は平和公園内全域の清掃活動をクラスごとに分担して行いました。きれいになった公園内で昼食をとった後、午後からは平和記念資料館内のメモリアルホールで、語り部の鳥越不二夫さんから自らの被爆体験のお話を聴かせていただきました。被爆によって瀕死の状態になりながらも奇跡的に生き長らえた鳥越さんの言葉は、ひとつひとつが確実な重みを持って生徒たちに染み込んでいったようでした。講演の最後に、「オバマ大統領の広島訪問時に謝罪をしてほしかったか」と生徒から質問された鳥越さんからは「当時は戦争という状況であったので日本にも責任がないとは言えない。訪問していただけただけで満足」との答えがあり、先日のサウザー先生の「WE」の話と繋がる平和への思いを感じました。生徒たちは、鳥越さんから「幸せ」「命」「平和」の3つについてそれぞれが考え、みんなで話し合ってほしい、と宿題をいただきました。その後、資料館を見学した生徒たちの中には、自発的に核兵器廃絶への署名を行う姿や、慰霊碑に祈りを捧げる姿も見られ、今回の体験が着実に心に刻まれたようでした。