中学校では、12月5日(月)に各学年に分かれて社会見学に行ってきました。天候もよく有意義な見学となりました。
1年生は、JICA中国に社会見学に行きました。担当していただいた職員の方が青年海外協力隊員として活動されていた経験があり、まずそのお話をしていただきました。どのような学生生活を過ごして、青年海外協力隊として赴任したのか。そして、活動によってどのようなことを得ることができたのかを、具体的に話してくださいました。その後、民族衣装体験と世界の音楽楽器の体験をして、エスニックのランチバイキングで昼食をとりました。食事の後は、今回特別にイスラム教についての話をききました。その後、グループに分かれて「貿易ゲーム」を行いました。グループを先進国や開発途上国と見立て、いろいろな制約がある中で国と国とのやりとりが日々行われているということを少し実感できたのではないかと思います。グループで意見がまとまらなかったり、他のグループと交渉したりと、小さな社会でも大変なので、国際社会はもっと一筋縄では動いていないということを生徒も理解した様子でした。
2年生は広島国際大学に行きました。まず学年全体で「福祉」に関する講義を受けました。中学生にも興味をもって理解できる工夫をして下さり、生徒達は真剣に受講しました。途中、専用用紙を用いた自己分析の活動があり非常に盛り上がりました。 2時間目以降はクラス毎に介護体験と保育体験をしました。介護体験では車いすの使い方を習い、2人1組で実際に乗らせていただきました。5センチの段差越えにも挑戦しましたが非常に難しかったです。保育体験では実際の大きさ、重さの赤ちゃん人形を抱かせていただき、離乳食や便の話を聞きました。昼食は学生食堂にて各々が好きな物を選んで昼食をすませました。
3年生は伯和ホテルでのテーブルマナー講習と広島大学に行きました。ホテルではコース料理(前菜・スープ・メイン(鶏肉料理)・デザート)に最初は緊張気味だった雰囲気も講師の方の話力で楽しく食事ができました。その後、広島大学へ行きキャンパスが見渡せる本部棟屋上展望デッキから校舎の横の山が学生の研究の敷地だという説明があり驚いていました。感想文に「テーブルマナー講習会では椅子に座るときの姿勢から教えていただき、食べるときのマナーや作法がわかり、食べ終わったらナイフを自分の方に向けると言うことも初めて知りました。」「私が行きたい大学だったので、とても魅力的でした。また,院生の学生さんがとても親切で色々と教えてくだったので、ますます行きたくなりました。」など,それぞれ学んだことがたくさんあり、中学生時代から将来設計を考えてみる良い機会にもなりました。