10月13日(木)に中学校全学年で外部講師による道徳授業を実施しました。
中1は、吉田路子先生に来ていただき、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」の読み聞かせをしていただきました。吉田先生は宮沢賢治の生地である岩手県花巻市のご出身で、宮沢賢治の作品を中心に小学校・図書館などで広く活動を行っています。 今回の「銀河鉄道の夜」の読み聞かせでは、ご自身で製作された切り絵を写しながら、優しく穏やかな東北弁で話していただき、ジョバンニとカムパネラが満天の星空を旅する宮沢賢治の世界を感じさせていただきました。 「宮沢賢治の作品では分からないところがあるかも知れない。でも分からないところはそのままで良い。それぞれに感じることを大切にしてほしい」と話して下さったのが印象的でした。
中2は,助産師の姫宮万寿子先生に「いのちの授業」をしていただきました。先生の生い立ちから助産師をはじめ看護師、保健師といった多くの資格を取得され、多くの赤ちゃんやお母さんに付き添ってこられた経験を楽しく分かりやすくお話ししていただきました。この世に生を受けて今生きていることの尊さを改めて考える非常に良い機会になりました。どの生徒も前向きな感想文を書いており、一人一人の琴線に触れたことが分かりました。「人の役に立つ」「人生を楽しむ」というメッセージを胸に成長してくれることを願います。
中3は、講師に下松由夏先生とオペラ歌手の福島成先生・ピアニストの信川真葵先生をお招きして「歌を通して心を育てる」をテーマに、美しい美声と人生経験を通しての貴重なメッセージをいただきました。中でも先生が声楽を目指すようになったきっかけや、今日に至るまでの厳しい試練、外国での生活など短時間のお話の中にも「生きる支え」を多く得られました。また、最後にA組・B組に分かれて合唱指導をしていただきました。生徒たちもプロのご指導を受け感激したようでした。 午後からの2時間でしたが、穏やかな充実した時間を過ごすことができました。