8月6~7日に広島女学院中学高等学校で開催されたピースフォーラムに今年もINTERACT部が、参加しました。トピックは、「どうやってNPT(核兵器不拡散条約)を改善すべきか。」ハワイ、沖縄、関西そして広島の高校生たちが100人以上集まって、アイディアを語り合った。
トピックが難しいため、イベントの最初に武田高校の中学1年生から高校3年生までのメンバーが、教室を教室に見立て、携帯電話を核兵器に見立てた設定のスキット(劇)を披露しました。劇するのは初めてでしたが、生徒一人ひとりはそれぞれの国を代表するキャラになり切って、世の中の核開発競争とNPT条約の不公平さを伝えました。
~女学院のHPより~
まず、武田高校の生徒さんたちがNPTにまつわるスキット(英語による劇)を披露してくださいました。世界の核保有の現状を「クラスの中でのケータイ(スマホ)事情」にあてはめて、核保有国が技術を高めて行ったり、核保有が認められない国が核を保有することによって国際社会から孤立したり不公平感が生まれたりする様子、国連の立場の難しさなどを、わかりやすく表現してくれました。そのあとは、生徒それぞれが感想をシェアしあい、フィードバックを行いました。
ゲストスピーカーで、アジア太平洋平和軍縮センター政務官で核兵器軍縮に向かって仕事している荊尾遥(かたらお・はるか 女学院中高OG)さんは、「核兵軍縮は難しいトピック。特に高校生にとっては。でも私は国連を見て、世界は大きな教室だと感じます。だからそれは劇で伝えるには分かりやすく、いいアイディアでした」とコメントしていただきました。
Peace Forumに先立って、8月5日(土)に女学院高校でINTERACT部員が中東の先生方と交流しました。University of the Middle East Projectの「The Oleander Initiative」プロジェクトに参加したヨルダン、チュニジア、エジプト、モロッコ、そしてパレスチナとイスラエルからの先生方が、自国の文化、言葉、そして国の状況を生徒達に話してくださいました。
国際交流のほかに、平和教育と核兵器を廃絶する方法も勉強してきました。めったに経験できない今回の交流を通じて、武田の生徒達は、「色々な人々とコミュニケーション取れるように、そして、世の中をよりよく理解するため英語の勉強を頑張ります。」と異口同音に言っていました。
The Oleander Initiative:
http://www.ume.org/news/NEW%20UME%20program!%20-%20The%20Oleander%20Initiative%20