2月22日(月)にJICA課題別研修「アフリカ地域 教師教育コース」の研修で来日中のご一行総勢13名が本校での研修にいらっしゃいました。参加された方々はベナン,ニジェール,ブルキナファソ,コモロ,マダガスカル,マリなどフランス語圏の各国教育省や大学教員の皆様でした。
はじめに竹村校長より歓迎の言葉と学校背景を紹介し,パワーポイントと動画を用いて学校行事や進路状況を説明させていただきました。その後,中高で行われているアクティブ・ラーニングを取り入れた授業を参観していただき,併せて学校施設を見学されました。最後に今回来校された最大の目的である,現場教員との意見交換会において本校の教育実践について質疑応答を行うことができました。
海外,それも交流のほとんどないアフリカからの教員研修団をお迎えでき,大変貴重な経験を積むことができたと共に,平素の教育活動を客観的に評価していただき,参加した本校教員にとっても有意義な時間を過ごすことができました。海外からの生徒の皆さんをお迎えすることが中心である本校の国際交流ですが,今後は今回のように他国の先生方との交流を通して一層研鑽を積むことができればと思います。
ご一行は広島を中心に小中高校の視察と現職教員との意見交換会を終えられ,今週末それぞれの国へ出発されるそうです。アフリカの彼方で,武田中高の教育が話題になることを期待しています。
今回の研修の機会を与えて下さった,広島大学の大場先生をはじめ,JICA中国並びにひろしま国際センターのスタッフの皆様に心より感謝申しあげます。
【訪問された先生方からのコメント】
・先生方と直接話ができて、とてもよかった。時間が短くて、もっと質問したかったのにできなかったのが
残念だったが,とても実りの多い時間だった。先生方は、率直に現実を話してくださった。
・短い時間だったが,5つの質問にすべて簡潔明快なお答えをいただき、先生方の献身的な取り組みに
強い印象を受けた。
・先生方が自分から研修・研究に力を注いでいるのがわかり、たいへんためになった。とても教養のある
先生方だと感じた。
・教師のモチベーションは子どもたちへの愛だという先生の発言に、それこそが教育の出発点だと思った。
・新しい情報機器の使い方についての話がとても参考になった。授業でどのように使われているかがよくわかった。
・校長・教頭先生はじめ、先生方に暖かく迎えていただき、開かれた学校だと感じた。
・私立の学校の訪問は初めてだったが、将来のグローバルな市民を育てるという方針に共感した。山の中の
学校と言われたが、設備がきちんと基準にのっとって作られているのがわかった。
・学校がきちんと組織され、よい先生と規律のあるよい生徒たちだと思った。