11月7日(土)第一回異文化理解フォーラムを開催しました。第一回目のテーマは「イスラム」でした。昨今,メディアで過激なニュースを見かけますが,イスラム教や文化に偏見を持たず,直視することができる世界観を育むのが目的です。
まず初めに広島イスラム文化センターの方々のご協力のもと、インドネシアで主流のハラール料理を食べ、東広島のモスクでイスラム教の考え方やお祈りの仕方を教えて頂きました。
その後、JICA中国に移動し、JICA職員新川さんよりイスラム文化圏での活動の中で感じたことについてお話を頂きました。また,同志社大学のイヤス・サリムさんから「イスラムと日本」をテーマに基調講演をして頂きました。メディアなどで流れているイメージにとらわれずイスラムを理解することの重要さを考える機会となりました。
最後に、アフガニスタン、マレーシア、インドネシア、バングラディシュ、アラブ諸国のグループに分かれ、イスラム文化センターの方々から各国の特徴や日本との関わりなどについて説明を受けました。日本では「イスラム」と一括りにされてしまいますが、国や地域により文化・風習など様々であることを知り驚くとともに,正しい知識を持つことの大切さを認識できた,貴重な体験をすることができました。
最後に,各校の代表者がその日の体験を通して感じたことを語り,無事予定を終了しました。出発前,ロビーで各校,各国の皆さんが名残惜しく記念撮影をして解散となりました。
武田高校が主催する初めてのフォーラムでしたが、広島女学院高校、如水館高校から40名を超える生徒さんに参加して頂き、とても良い刺激を得ることができました。武田の中学生も2人参加してくれました。この日の体験を基に,今後の国際活動に励んでくれることでしょう。
これからも、他の高校と連携を図りながら、世界各国から広島を訪れている方々を,そしてその背景にある文化を理解し、また日本を理解してもらえる活動を展開したいと思っています。