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【特色教育】理科フィールドトリップ in 福井 2日目

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理科フィールドトリップ in 福井 2日目
2日目の午前中は、今回のフィールドトリップのメインイベントである福井県立恐竜博物館を訪問しました。午後は、大師山清大寺「越前大仏」、そして永平寺を巡りました。
福井県立恐竜博物館は、日本最大級の規模を誇り、世界三大恐竜博物館の一つとも称されています。その広大な館内には数多くの化石が展示されており、展示のスケール、内容ともに圧巻でした。理科や恐竜に高い関心を持つ生徒たちは、どの展示にも熱心に見入っており、真剣に学ぶ姿が印象的でした。参加者の中には、「幼稚園の頃に恐竜に興味を持ち、当時からずっとこの博物館に来たいと思っていたので、念願が叶って本当にうれしいです」と感動を語る生徒もいました。また、「1日ではとても見尽くせません」と話す生徒もおり、博物館の魅力の大きさを改めて感じさせられました。3学期には、高校2年生の地学基礎や中学1年生の理科で、地質年代や化石について学習します。参加者には3学期の活躍を期待します。

午後からは、まず大師山清大寺「越前大仏」を見学しました。越前大仏は、座像の大仏としては日本最大を誇り、全高では鎌倉大仏、奈良の大仏に次ぐ日本で三番目の大きさとされています。

また、大仏が鎮座する堂内の両側面には、石仏や金仏を合わせて1,281体もの仏像が安置されており、その壮大な光景は見る者を圧倒するものでした。静謐で厳かな空間の中、日本の宗教文化や歴史の奥深さを実感する貴重な時間となりました。

 そして最後に訪れたのは、曹洞宗の大本山である永平寺です。永平寺は、全国から曹洞宗の僧侶が集い、日々厳しい修行に励まれている由緒ある寺院です。私たちが訪れた際にも、実際に修行に取り組まれている僧侶の姿を拝見することができました。
今回は、修行僧の方から日常的に行われている座禅のお作法についてご指導いただき、座禅体験をさせていただきました。座禅道場に入る際の作法から、正しい座り方や呼吸の整え方まで丁寧に教えていただき、いよいよ実践に臨みました。
体験中は「物音を立てないように」との教えのもと、私たちを含め約30名が一堂に座しましたが、道場内はほとんど音のしない、厳かで静謐な空間に包まれていました。「ただ座り、呼吸に集中する」そのひとときは、日常生活ではなかなか得難い、非常に貴重な体験となりました。

写真撮影はできませんでしたが、どの生徒も最後まで集中を切らすことなく座禅に取り組み、やり遂げることができました。忙しい日々の中でも、心を整えるこのような時間を少しでも持てることの大切さを、改めて感じる機会となりました。

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