[高校]Topics

Topics

[高校]Topics [高校]吹奏楽部

【クラブ】吹奏楽部 第64回広島県吹奏楽コンクール高等学校A部門出場

投稿日:

8月9日(水) 本校吹奏楽部が広島文化学園HBGホールにて行われた第64回広島県吹奏楽コンクール高等学校A部門に出場しました。コロナ禍の影響等で年々吹奏楽人口も増えつつある近年、大編成部門への出場校も次第に減少している中、本校吹奏楽部は3年連続出場し、課題曲と自由曲2曲を練習することにも少しずつ慣れてきている様子がうかがえます。今年度は課題曲Ⅳの マーチ「ペガサスの夢」、自由曲は「歌劇『フェドーラ』より」の2曲を勝負曲としてこの舞台に挑戦しました。

 たくさんの舞台を経験させてもらい、少しずつ本番に向けてのメンタルは強くなりつつある部員たちですがそれでも曲に対する不安はぬぐえないままでした。直前に三次市で行った強化合宿でも朝から夜までひたすらにこの2曲を研究し、定期演奏会で披露した物よりも何倍も良いものに、そして去年のコンクールの点数を1点でも上回れるように努めてきました。

 結果は昨年度の銅賞から1つ上がった銀賞受賞でした。様々な試行錯誤を繰り返して挑んだコンクールで、昨年度よりは良い評価をいただいてはいるものの、やはり金賞受賞の壁は厚くもあり高くもあり、表彰式に参加した生徒は「まだ足りないか…」といった複雑な表情でした。しかし、表彰式後はいただいた講評用紙を食い入るように読み、お褒めの言葉に喜ぶのではなく、自分たちの音楽に足りないもの、これから自分たちにできることは何かを一生懸命に考える姿が見られました。

 部員たちが磨き上げてきたのは演奏の技術だけではありません。搬入搬出作業においても「自分にできることはないかを考える」「気づいた人から声を掛け合う」「お互いを気遣い合って動く」ことを忘れず、前後の団体さんがスムーズに動けるよう全力を尽くしました。“演奏するだけが吹奏楽部じゃない”、“部活動を通して人としても成長する”姿をより一層強く見せつけられた瞬間でもありました。

 今回のコンクールでは「正しい努力をすれば良い評価をいただけること」も「最高の評価をもらうには並外れた努力を要すること」も学べたように思います。吹奏楽部員の保護者の方々を始め、武田ブラスを応援してくださるすべての皆様への感謝の気持ちを大切にしより良い音楽をお届けできるよう精進して参ります。変わらぬ応援のほど引き続きよろしくお願いいたします。

 

 

 

-[高校]Topics, [高校]吹奏楽部