令和2年夏季広島県高等学校野球大会5回戦準々決勝,武田高等学校硬式野球部ZEBRASは8月1日(土)にしまなみ球場でベスト4をかけて瀬戸内高校と対戦しましたが、1回表終了時点で雷雨のため中止となりました。翌日8月2日(日)12:30から再試合を行い、15-3で瀬戸内高校を下して準決勝進出を決めました。また武田高等学校硬式野球部Zebrasの歴史に新たな1歩を刻むこととなりました。
レフトからライトに強い風が吹く、外野手にとっては厳しいコンディションで試合が始まりました。武田高等学校Zebrasの先発はもちろん絶対的エース、最速144km/hの久保田君(3年)です。久保田君は5回1/3を投げて7奪三振と,今日も安定のピッチングを披露してくれました。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | |
瀬戸内 | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 9 |
武 田 | 0 | 6 | 9 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | × | 15 | 17 |
【試合展開】
1回表:ツーアウトランナー2塁から,瀬戸内高校4番キャプテンの濱野君のライト前へのヒット性の打球を中久保君(3年)が見事なダイビングキャッチでチェンジ!
1回裏:武田高等学校は三者凡退
2回表:瀬戸内高校は5番原田君がライトオーバーの3塁打、1アウトから7番平山君のライト前ヒットで先制して0-1。その後2アウトランナー1塁3塁のピンチも久保田君が1番大谷君をセンターフライに打ち取りチェンジ
2回裏:4番田中君(2年)がピッチャー強襲ヒット、5番高間君(3年)がセンター前ヒットで続き、国泰寺戦でも3安打の6番キャプテンの道下君(2年)がセンター前へのタイムリーヒットで三連打となり、1-1の同点で2・3塁。7番具志君(3年)がセンター前タイムリーヒットで2点追加して3-1。具志君は送球の間に3塁へ。1アウトから9番岡本君(3年)のスクイズで具志君が生還して4-1。打順は1番に戻って住吉君(1年)がツーアウトから四球を選び、2番重松君(3年)が左中間を深々と破るタイムリー3塁打で、住吉君が生還して5-1。送球が乱れて重松君もホームインして、6-1と試合の流れを引き寄せました。
3回表:瀬戸内高校3番岡本君がライト横への2塁打を放つも、久保田君は後続を断って無失点。
3回裏:4番田中君(2年)が右中間を破る3塁打を放ち、5番高間君(3年)がサード強襲のレフト前ヒットで1点追加して7-1。6番道下君の打席で高間君が盗塁し、道下君が四球を選び1・2塁。7番具志君のところで、瀬戸内高校のエース川本君(3年)が降板し、2番手川上君(2年)が登板。9番岡本君が四球で2アウト満塁。1番に戻って住吉君がセンターの頭を越える走者一掃タイムリー3塁打で3点追加して10-1。2アウト3塁から2番重松君が右中間を破るタイムリー2塁打で更に1点追加して11-1。3番中久保君が左中間フェンス直撃の2塁打で1点を加えて12-1。4番田中君のライト前ヒットで中久保君が2塁から生還して13点目となり、5番高間君が三遊間レフト前ヒットで更に1点追加で14-1、高間君は送球の間に2塁へ進塁。6番道下君のライト前ヒットで高間君が帰って15-1とこの回7連打9得点のビッグイニングとなりました。
4回表:2年生キャプテン道下君の華麗な守備もあり、瀬戸内打線は三者凡退。
4回裏:武田の攻撃は、2番重松君が四球で出塁するも無得点。
5回表:瀬戸内打線は2本のヒットでノーアウト2・3塁とし、タッチアップと
レフト前タイムリーヒットで2点追加し、15-3。
5回裏:瀬戸内は3番手ピッチャーが登板し、武田打線は三者凡退
6回表:1アウトからピッチャーの久保田君が住吉君に代わって1塁に入り、2番手として内野君(1年)が明王台戦に続いて今大会2度目の登板。ヒット1本を打たれるも、続く8番川上君をサードゴロに打ち取りダブルプレーと瀬戸内打線を0点に抑えました。
6回裏:1アウトから久保田君がレフト前ヒットで出塁するが、後続が断たれてチェンジ。
7回表:内野君は先頭バッターを四球で塁に出すも、内野ゴロでダブルプレーを取り、続くバッターを三振に打ち取りチェンジ。
7回裏:この試合チーム16本目となるヒットを中久保君が放ち、ピンチランナーに米田君(3年)が出るも3人で攻撃を終了。
8回表:2アウトからヒットを打たれるも、内野君が後続を抑え無失点。
8回裏:瀬戸内はピッチャーが3番手北吉君に交代。2アウトから7番具志君がライト線に落ちるツーベースヒットを放ちましたが、無得点で最終回を迎えました。
9回表:武田は豊田君(3年)がライトに入り、3番手の藤井君(3年)が登板。瀬戸内打線を無失点で抑え、15-3で試合終了。
前半からZebras打線の猛打が爆発し、投手陣もリラックスして試合に臨めた展開となりました。そして、創部以来初の夏の大会ベスト4となりました。決勝進出をかけた準決勝は,8月8日(土)12:30より呉市鶴岡一人記念球場で昨年の大会覇者、広島商業高校と対戦します。ご声援、よろしくお願いいたします。(準決勝の試合会場は日程変更の関係で当初の予定から変更されています。詳しくは広島県高野連HPをご覧ください。)
この試合の模様は広島ホームテレビ無料動画配信サービス「HomeぽるぽるTV 8月2日”高校野球ダイジェスト2020~ぼくらのキセキ~”」で現在全編をご覧いただけます。尚,8月8日(土)の準決勝の2試合は,「HomeぽるぽるTV」で放送される予定です。本大会はコロナ感染予防対策のための規定により,学校関係者と事前にに登録され,入場許可証を持つ3年生保護者しか入場できません。オンラインでのご観戦をお楽しみください。
試合の様子はデイリースポーツのサイトでもご紹介いただきました。
デイリースポーツ online 記事はこちら
頑張れ!武田高等学校硬式野球部! 1日でも長くこの仲間と野球を楽しもう!