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【特色教育】GSコース「平和学」授業をアメリカPBS TVが取材

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広島県民が犠牲者への鎮魂と平和への祈りを捧げる8月6日を1週間後に控えた7月30日(木)に,アメリカ公共放送局PBS(Public Broadcasting Sevice)の取材が武田中学校高等学校で行われました。75回目の原爆の日を迎える広島の中高生が「平和教育」を通じて被曝や平和について何を思い,何をどのように語り継いでいこうとしているのかをテーマとした取材でした。

 

グローバルスタディーズコース3年生たちは,「広島学」の授業を教える新本先生の講義では,原爆投下を決定したトルーマン大統領に取り止めを進言した政府関係者の存在を知り,彼らの進言内容を読み解き,原爆投下を思いとどまらせようとした複数のアメリカ人がいたことを認識することができました。その後,被爆者を親族に持つ生徒がその親族の代弁者として被爆者の思いを込めた英語スピーチを披露し,皆そのメッセージに耳を傾け,その思いを受け止めました。次に,別の生徒は,世界に向けて「ヒロシマ」の思いをどのような手段で発信し,次の世代へ平和を願うメッセージを伝えていくかを高校生目線で発表してくれました。その後,生徒たちは平和への願いとメッセージの発信手段について,独自の発想で発表して共有できました。「平和学」を担当するサウザー先生は,「社会の流れがすべて平和に向かっていればよいが,残念ながらその流れになってない。しかし,その中で一人の人間が思いを発信することが少しづつ社会の流れを変えていく力になる。」と今日の授業をまとめました。最後に3年生数人に対して,PBSより個別のインタビューが行われ,それぞれの思いを取材していただきました。

 

PBSレポーターのグレースさんからは,「とにかく感動した。ヒロシマの子供たちが世界にメッセージを発信する大切さを学んでおり,それを素晴らしい英語で語れるなんて想像していませんでした。通訳が同行していたら,彼らの心からのメッセージを受け取ることはできなかったでしょう。今日は本当に素敵な取材になり,感謝しています。」とのメッセージを頂きました。

 

75回目の原爆の日に広島県民として恒久平和を願うだけでなく,世界に向けて一人一人が「ヒロシマ」のメッセージを発信できる若者として,これからもリーダーシップを発揮してください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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