コロナ禍で中止となった，全国高等学校野球選手権大会広島県大会の代替大会として開催される，令和２年夏季広島県高等学校野球大会が7月11日(土)より始まりました。武田高等学校硬式野球部ZEBRASは2回戦で，福山明王台高校と7月18日(土) 12：30より東広島運動公園野球場で対戦します。(天候次第では順延の可能性があります）

 

残念ながら，今回の大会は原則無観客試合ですので，在校生や一般の方はTVやインターネットでの試合経過の速報を見ながら応援願います。大会の詳細及び組み合わせはこちら（広島県高等学校野球連盟公式HP)をご覧ください。

 

また，大会冊子の学校紹介ページに，昨年度野球部キャプテンの郷地陽希君（熊野東中学校出身　西南学院大学硬式野球部）が素晴らしい激励文を寄稿してくれましたので，ご紹介いたします。

 

～激励文～

勝つということは簡単なことではない。昨年の夏，あと１アウトで勝利という場面から逆転を許した。様々な準備をし，大きな自信を持って臨んだ夏。早すぎる高校野球の終わりだった。負けた悔しさと共に，このメンバーで野球が出来なくなる寂しさが大きかった。

「燃え尽きんなよ。こんなところで。」

試合後のミーティングで監督の岡嵜先生が言った。この言葉があったからこそ，上のステージで高校野球の借りを返そうと思えた。武田高校での３年間は自分の人生を大きく変える貴重なものだった。

全国高等学校野球選手権大会がない夏。 １年前には誰も予想が出来なかったこの事態。甲子園で思い切り暴れようとしていた３年生にとっては複雑な感情が込み上げてくると思う。

しかし，このような状況だからこそ武田高校硬式野球部の本当の力が試されると私は考える。50分という限られた練習時間でどこの高校よりも頭を使い，考えて野球をしてきた。入学時には考えられなかった自分の身体，運動数値。ここに公式戦での結果が出れば，武田高校はまた一つ大きく突き抜けることが出来ると思う。プレッシャーなどは感じず，全てを自信にして思い切り野球を楽しんでほしい。そうすれば，自ずと結果はついてくるだろう。

最後に，恵まれた環境を用意して下さる全ての方への感謝の気持ち，これが当たり前ではないことを忘れないでほしい。そして，今しかできない高校野球を思い切り楽しんでやり切ってください。ZEBRASのカウンターベースボールで世界を魅了してくれることを心より楽しみにしています。 (西南学院大学 硬式野球部 郷地 陽希)

頑張れ！武田高等学校硬式野球部！　1日でも長く，この仲間と野球を楽しめ！