2月3日(月)と2月17日(月)に,池坊の先生に来ていただき,中学校3年生が華道授業を行いました。A組の花材は「ユキヤナギ・チューリップ・スターチス・レザーファン」でした。黄色のチューリップと紫色のスターチスの上にかかるユキヤナギは,まるで名残雪のように見え,冬から春に向かう季節を表現しているようでした。日差しが差し込み,気温が高くなるとチューリップは開き,夕方暗くなり気温が下がると閉じるチューリップにも生徒は驚いていました。
B組の花材は「桃・アイリス・小菊・スイトピー・レザーファン」でした。ピンク・黄色・白・紫・緑が華やかで,玄関前がとても春らしくなりました。お花の先生からは「なぜひな祭りに桃の花なのか。桜でもいいのに。それは,桃には邪気を払う力があると言われているからです。年度の終わりに邪気を払い,次の年度のスタートをよりよくするために桃を飾るのです。」と教えていただきました。
A組のチューリップからもB組のスイトピーからもとてもよい香りがして,視覚だけでなく嗅覚でもお花を楽しむことができました。今回の華道授業で,茶道も華道も終了になりますが,これからも海外に目を向けながら,日本の文化にも関心を持ってもらいたいと思います。