2月2日(金)高校1年生は総合的な学習「国際理解」の活動として,フェアトレードについて学習しました。
まず,「貿易ゲーム」という,先進国・発展途上国間の持てる技術と資源の差による不公平な状況をを通じて,資本主義の下経済格差が拡大していく構造を体験できるゲームを行い、現実の自由貿易システムと対比しながら,構造的国際経済格差を体験的・共感的に理解することができました。
後半はサウザー先生から,フェアトレードについて考える機会を提供していただきました。
初めに,何枚かの写真を見て”Fair”をキーワードとして,その定義について整理したあと,バレンタインデーのチョコレートプレゼントにおける男女間でのFairとUnfairについて考えてみました。
次に,チョコレート生産にまつわるアフリカでの児童労働の現状をフェアトレード財団の動画を見て学んでもらいました。ここでほとんどの生徒たちは, ”Fair trade” の必要性を認識できたことでしょう。
日本でのフェアトレードの広がりを知るために,ある大型スーパーマーケットに向けられた主婦の声から始まったチョコレートの存在と,その購入の意義についても考えることができました。
「自分が日常生活で手に取った一つの商品が世界とつながっているので,注意深く選ぶことが大切だ。」ということをこれからは常に意識してください。今日学習したことと感じたことを家族と共有してください。そうすれば,今年のバレンタインデーは,義理チョコ・友チョコが減って,フェアトレード製品のプレゼントが増えるはずです。