武田中学校の特色教育の一つである、「ことば」の授業で研究授業が行われました。3年1組の授業担当の間瀬先生によると、この授業を通じて、「多様な考えを予測し、論理的に表現する」ことを目標とし、ディベートを体験することで「論拠を明確して意見を述べる」力を高めることができるということです。 

　2時間の事前授業を経て、本時では「武田中学校は制服を廃止すべきである」という論題で1組が6つのグループに分かれ、今日は2回のディベートを行いました。個々の生徒が自分の個人的な意見と関係なく、肯定側・否定側の立場で持論を展開しました。そして、それぞれが「立証」「質疑」「反駁」「最終弁論」を担当し熱弁を振るいました。最後に、双方の主張と根拠に基づき、審判が客観的な判断を下すことになりましたしました。傍聴する生徒たちも、発表者の持論の要点を懸命に記録しました。

　次回の授業では、今回のディベートについての作文課題の中で、生徒一人ひとりが論題に対して客観的根拠に基づいた持論を書いていきます。

　この授業での取り組みが、高校進学後の英語ディベートへとつながっていき、生徒たちは論理的思考や客観的根拠に基づいた判断、そして豊かな表現力を身につけることができます。それを日本語はもちろん、英語でも話すようになれるのです。