8月16日(日)~21日(金)に開催された,平成27年度広島県青少年交流団四川省派遣に広島県下7名の他校参加生徒と共に,1年1組の大竹一海、耒山開生、藤川史帆の3名が参加しました。
また,広島県庁で湯﨑県知事を囲んでの帰国報告会に参加し,有意義な交流ができたことを報告させていただきました。
交流団の主な活動:
1日目:四川省政府主催歓迎夕食会
2日目:金沙遺跡・青羊宮・錦里見学、川劇鑑賞
3日目:茶道体験・パンダ繁殖研究基地・成都市第十八中学訪問
4日目:ホームステイ
5日目:広島・四川中日友好会館での送別交流会・都江堰見学
6日目:新広島・四川中日友好会館建設現場・成都市都市計画展示館見学
参加生徒の感想
テクノロジーの発展(耒山開生)
僕がこの派遣事業を通じて一番感じたのは、中国でものすごくテクノロジーが発展しているということです。現地に行く前は中国はまだ「発展途中」の国というイメージが強かったのですが、実際はそうではありませんでした。例えば、二日目の夜に観た中国の伝統芸能「川劇」では、最新の技術と人の演技が融合していて、とても感動しました。また、三日目に体験した成都市第十八中学(公立)での「切り絵」の授業では、タッチパネルのスクリーンが使われていて、日本の公立中学・高校ではあまりみられない光景でした。この他にもたくさん技術が発展していると感じる場面があって、時々日本より進んでいるのではないかとさえ思いました。しかし、一歩町の中に踏み込めば、伝統的な建造物や懐かしい人々の暮らしの様子がそこら中に広がっていました。そういった「過去」と「未来」が共存しているのが中国の良い所だと感じました。このように、実際に中国を訪れて得られる情報と、日本でニュースなどを通じて得られる中国のイメージとの間には大きなギャップがあったので、これからは何事にも関心を持って、積極的に調べていきたいと思います。
中国の茶道(藤川史帆)
私が今回の派遣で一番印象に残っているのは、三日目に体験した中国の「お茶」です。私は四年間茶道部に所属しているので、日本の茶道のもとになった中国のお茶文化にとても関心がありました。この体験を通じて、日本のお茶と中国のお茶の違い、たとえば器の違いや風味の違いを知ることができました。五日目のホストファミリーとの送別会では、今まで学んできた日本の茶道を披露することができました。みんなに喜んでもらえてとてもうれしかったです。今回の派遣を通して、積極的にコミュニケーションをとることを学んだので、これからの学校生活でみんなの先頭に立って様々な国際交流活動に参加していきたいです。
ホストファミリーとともに(大竹一海)
私が今回の派遣で一番印象に残っているのが、二日間のホームステイです。初めは言葉が通じるかわからず不安でしたが、ホストファミリーが温かく接して来てくれたので、とても安心しました。家は、古いアパートのようなものを想像していましたが、予想と異なり、40階建ての高層マンションでした。部屋の中もとても広く、きれいでした。夜にはホストマザーと一緒に麻婆豆腐を作りました。包丁やフライパンがとても大きく、びっくりしました。味は思ったよりまろやかで、辛い物が苦手な私でもたくさん食べることができました。休日には、ホストファミリーに伝統的な商店街に連れて行ってもらい、懐かしい雰囲気を味わうことができました。この派遣を通じてたくさんの人々と交流し、自分に自信がついたので、今後は武田での国際交流で積極的になっていきたいです。