2015年4月25日にネパールで発生した大地震により5月6日時点で7700人以上の方が亡くなられ,1万人以上の方が負傷をされ,今もなお懸命な救出捜索活動および復旧活動が行われています。本校生徒の同年代の生徒も巻き込まれておりやりきれない思いでいっぱいです。平成24年3月11日に発生した東日本大震災の際は世界各国の人々が日本の復興を願い,祈りを捧げ,支援に取り組んでくれました。ネパールの人々も様々な形で尽力してくれました。
国際理解と社会奉仕を実践することを目的に昨年発足したインターアクトクラブが5月8日(金)に昼休みに学校で,そして夕方に西条駅で募金活動を行いました。当日は広島大学のネパール人大学院生のMrinilaさんも参加して下さいました。このMrinilaさんは3年前に福島県に行き,東日本大震災後の復興支援に携わった経験をお持ちです。
昼休みに校内で行った募金活動では,体育祭の前日準備で非常に忙しい中,多くの教員,生徒がインターアクト部員の声かけに足を止め募金してくれました。本校生徒の人助けの精神を垣間見ることができ,頼もしく思えました。
当日夕方から夜にかけて西条駅で行った募金活動は,東広島21ロータリークラブ,東広島市役所,西条警察署,その他多くの方々の協力で実施することができました。この活動にはMrinilaさんに加え,ネパール人留学生のBijanさんも参加し,総勢20人で募金を呼びかけました。家路に急ぐご家族,学生,社会人の多くの方々が募金に協力していただきました。
聞いたことはあっても,どこにあるかさえ知らない人も多いであろうネパールへの募金活動に,どれだけ多くの協力を得られるかの不安はありましたが,クラブの生徒達は普段の学校生活では見せない程大きな声で全力のお願いをし,その真剣な姿に通行人の方々がしっかりと答えてくださいました。最終的に校内外で306,461円の義援金を寄付していただき,まずはその額の大きさに驚くとともに,募金をして下さった一人一人の思いの重さを感じました。寄せられた義援金と皆様からのお気持ちを広島大学留学生協会(Hiroshima University International Student Association: HU – ISA)に届け,ネパールでの支援活動に利用していただくこととなりました。
当日の募金活動の様子が,中国新聞(平成27年5月9日掲載)で紹介されました
中国新聞20150509記事 (中国新聞社の許諾を得ています。)
一日も早く被害にあわれた方々の生活が元に戻ることを祈り,引き続き自分たちにできることを考えて行動していきたいと思います。なお,送られた義援金が現地で使われる様子は,後日このホームページでご報告させていただくことができると思います。
Bijanさんは復興支援活動のため現在ネパールに帰国されています。活動の様子はBijanさんのfacebookで紹介されていますので,是非ご覧ください。https://www.facebook.com/bijan.maskey?fref=ts