11月3日（日）に平成25年度秋のフィールドトリップが開催されました。中学生８名、高校生６名で、秋の大和路を訪れ，正倉院展を観に行きました。鑑真の建てた唐招提寺では、千手観音、天平時代の鴟尾、平城宮の東朝集殿を移築した建物を見学しました。

お昼には、奈良の名物「柿の葉寿司」を食べました。鯖を酢でしめた味は絶妙で，お土産に持って帰る生徒もいました。その後興福寺では、いつもは観覧できない北円堂で、無著・世親像を観ました。国宝館で観た阿修羅像は、意外に小さいことに驚きました。残念ながら興福寺仏頭は別の展示会場に行っており観ることができませんでした。さらに東大寺では、鹿に「鹿せんべい」をやりました。奈良の鹿は餌をもらうときに頭を縦に振る仕草がとても可愛らしく，みんなが歓声を上げました。南大門で、運慶・快慶が造った金剛力士像を観た後、大仏殿に向かいました。大仏殿では大仏の鼻の穴と同じ大きさの柱の穴くぐりにチャレンジする生徒もいました。

最後に今回のフィールドトリップのメインイベントである正倉院展の見学をしましたが、人の多さにびっくりしました。イヤホンを通して説明を聴きながら，聖武天皇や光明皇后の遺品を観て廻りました。

今日１日で、歴史の教科書や資料集に写真で載っている物の実物をたくさん観ることができました。これを機会に，ますます日本の文化遺産に興味を持ち，歴史に興味を持ってもらえればと思います。