Aloha Study Tour 2017

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Aloha Study Tour 2017 [高校]Topics

【国際交流】Aloha Study Tour 2017 第11日目

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Aloha Study Tour 現地10日目の様子をお伝えします!

 今日でBeamer先生の授業は最後でした。生徒たちは午前中から自分たちのプレゼンテーションに向けて練習したり,Beamer先生やSouther先生からのコメントをもらったりしていました。
 
 
 3年生の参加者はHawaiian Studiesという現地の授業を受けました。その授業の中でもプレゼンテーションが行われ,先生はその追加の説明をするという授業の方法でした。授業では,Waikikiの意味やかつてのハワイの食べ物の生産方法などを授業してもらいました。その後,先生にインタビューをしていました。3年生の参加者は色々な方の意見を聞いてリサーチも進んでいます!
   
 午後からはBeamer先生の最後の授業を受けました。授業の内容は “JAPANESE ONLY” Racial Discrimination in Japan (「日本人以外お断り」の日本における人種差別について)という日本ではめったに聞けないお話を聞くことができました。
 実は生徒たちは英語表現を学ぶのはもちろんですが,プレゼンテーションをする際にJapanese peopleなど,100%を表す一般論を使うのを避けるように言われました。それは,Beamer先生の体験に基づくものでした。
 Beamer先生は北海道で勤務をされていた頃,”Japanese Only”の看板を見つけたことがきっかけで差別に対する活動を始められたそうです。プレゼンテーションの中でもたくさんのエピソードを織り交ぜながら話をしてくださいました。例えば,「どうやって日本人とそうでない人を判断するのか」ということをエピソードなども聴かせていただきました。生徒も先生の話にうなづきながら,時にはそんな日本での差別問題を自分たちが知らなかったことにびっくりしながらプレゼンテーションを聞いていました。今まで知らなかった自分たちの社会が抱える問題を知って,生徒たちはグループワークの途中で「悲しい」「びっくりした」「イライラする」など,自分たちの感想も出てきました。授業の最後には,「差別は何もしなければ広がってしまう」というメッセージもいただきました。生徒たちは人種差別について非常に貴重なプレゼンテーションをしていただき,深く考える良い機会になったようです。
このプレゼンテーションに対する生徒の意見や感想をご紹介します
「もともと外国人が差別されるのはなぜか考えてみたら,体が大きかったり日本語が話せなかったりするからではないか。」<A.S.>
「ハワイでは多国籍なのは当たり前だけど,日本はそうではない。日本ももう少し他の人々を受け入れられるような国になってほしい。先生がここまで差別に敏感なのかがわかったし,心が痛んだ。」<N.O.>
「2020年に東京オリンピックがあるのに,東京にそのような「日本人以外お断り」が掲げられているのは少しおかしいと思う。海外でしかこのようなことはないと思っていたのでびっくりしました。」<M.T.>

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